ほ場巡回を行いました

籾村セーフティーライス倶楽部では、年に数回会員の各ほ場を巡回して、栽培技術の高位平準化と確実な有機無農薬栽培の確認を行っています。今年は6月30日に全員で各ほ場を巡回して、今年の稲の生育具合や病害虫の発生状況などを調査しました。
上籾の治部俊昭のほ場です。今年から新たに有機無農薬栽培を開始したほ場です。
このほ場は、分水嶺の直下にあり、この田んぼの上流には、田んぼも、民家もありません。また周囲は山に囲まれ、理想的な有機無農薬の栽培ほ場です。今のところ生育順調でした。

中籾の杉山憲一の場です。このほ場は籾村セーフティーライス倶楽部でも有機無農薬栽培歴が最も古く、平成6年から開始して今年で9年目です。
杉山憲一はとても研究熱心で毎年新しい栽培法の開発に余念がありません。
今年は、除草対策に籾殻くん炭を利用しています。田植え後、籾殻くん炭を大量の田んぼに散布して、マルチ状態にして雑草の発生を抑えてみました。今のところ効果があるようで比較的雑草の発生が抑えられています。土の表面が黒く見えるのが籾殻くん炭です。ただ、やや稲が過剰分けつ気味で、今後の天候ではややイモチ病の発生が懸念される出来でした。

中籾の景山伸幸のほ場です。今年は生育初期に鳥害にあい、欠株が多発してしまいました(写真左)。
しかし、個々の株は写真右のとおり、よく開張し、健全に生育しています。
鳥害で一部が生育不良でした。個々の株は生育良好です。
下籾の播元孝敏のほ場です。このほ場は籾村では珍しく大きな田んぼで30aもあります(但し、四角ではなく丸い田んぼです)。
巡回していた日はちょうど動力除草機を押していました。

別所の光元正夫の田んぼです。光元はとても精農家で、労力を惜しまず、田んぼにつぎ込みます。その成果で、今年は今のところ非常に稲の生育は順調です。
ちょうどこの日は、別所地区は池水が落ちる日で、舟木谷池からの水が田んぼに入っていました。

下籾の岸浩文の田んぼです。今年は、3回代掻き、田植直後の菜種粕散布、動力除草機2回、手取り1回を行っていますが、しっかりと「コナギ」等の雑草が生えています。
稲の方は、分けつはやや少な目ですが、しっかりと株は開張し、元気に育っています。

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