ことし2回目のほ場巡回

7月下旬になり、そろそろ最高ぶんけつ期が近くなりました。稲の栄養成長もおおよそ今の時期まで、これからは穂が作られる時期になります。ことし2回目のほ場巡回を行いましたので、私たちの今の田んぼの様子をご紹介します。

光元正夫
前作大豆、有機無農薬栽培2年目のほ場(転換期間中ほ場)。品種はコシヒカリで5月下旬に田植えしました。
前作が大豆であったためか、稲の生育は順調です。除草対策はくず大豆、動力除草機の利用です。
稲の生育は順調 株元には少しコナギ、ウキクサの発生があるが、大きな被害が出るほどではない。一部に「コブノメイガ」という害虫の発生が見られた。

宮本隆治
有機栽培5年もほ場です。今年は5月下旬に雨が少なく、田植えは若干遅めの6月6日、もちろん品種はコシヒカリです。
今年は菜種粕とくず大豆を元肥に使い、動力除草機を3回、そして手取り除草はこの15アールの田んぼでもう延べ20時間以上行っています。
とにかく厳重でまじめな宮元氏は除草機で、そして手で草を取ります。
今年も美味しいお米ができそうです。

分けつがやや少なめですが、生育はよい。実は昨年はイネミズゾウムシの被害で大減収しています。
写真右がくず大豆施用、左が菜種粕利用です。
ちなみに中央の1条あけているところに山積みされているのは手取りした「コナギ」です。

この写真もなかなかすごい。畦畔には手取りした雑草(コナギ)がびっしりとおかれています。とにかく宮本は草をまじめにとります。

 

大江泰治
有機栽培2年目の転換期間中のほ場です。今年はこのほ場には、ジャガイモ、サツマイモ、アスパラガス、ニンジン、ラッキョウを作付けする予定です。

手前の耕起してあるところには、ジャガイモ(男爵)を作付けしていました。ここには、この後、ニンジンとラッキョウを作付けする予定です。
このほ場は周囲ののり面が大きく、先日、のり面の草刈りを行ったところです。
奥に少し見えるのはアスパラガスとサツマイモです。

左がアスパラガスです。アスパラガスは品種はスーパーウエルカム、2月に播種して温床で育苗して5月に定植しました。土作りは山野草堆肥中心です。アスパラガスの収穫は定植2年目からです。今年はこれから株をどんどん大きくさせて、来年の収穫につなげていきます。
右はサツマイモ。品種は不明(岸の家に毎年作っている品種です)。3月に温床で芽出し、育苗して、5月に定植しました。先日刈ったのり面の山野草で草マルチをして雑草の発生を抑制しています。秋には美味しいサツマイモがとれそうですね。

岸浩文

有機栽培9年目のほ場です。品種はコシヒカリ、5月下旬に田植えしました。
元肥は菜種粕、動力除草機を2回押しましたが、コナギの発生は非常に多い。早く手取り除草しないとお米がとれないよ~。 (*^_^*)

播元明美

前作大豆、有機無農薬栽培2年目のほ場(転換期間中ほ場)。品種はコシヒカリで5月下旬に田植えしました。
前作が大豆であったためか、光元のほ場と同様稲の生育は順調です。
元肥は菜種粕。動力除草機を5回も押しています。雑草の発生は少なく抑えられています。
しかし、株もとを見ると・・・おやおや、イモチが・・・・・! (-_-;)
稲の生育は良好。少しできすぎぐらいです。

株元の葉っぱに何か赤い斑点があるぞ~!!

景山伸幸

有機栽培10年目のほ場です。元肥は菜種粕、くず大豆です。さすがは景山会長稲のできも順調です。しかし一部では雑草(コナギ)がたくさん生えているぞ~。
まあ、これくらいのコナギの発生なら、何とかなるかと本人は至って楽観的??

杉山憲一

ほ場巡回研修をしている内、あたりは暗くなってきてしまいました。
杉山氏の取り組みは前回ほほ場巡回でご紹介しましたが、菜種粕、籾殻くん炭、カラシ菜のすき込み、・・・・・いろんな方法で、とにかく手取り除草なしに雑草の発生を抑制する方法をいろいろと駆使しています。暗くなってきたので写真はがうまく写せませんでしたが、今年はやや失敗気味か、雑草の発生は多いようです。
これから手取り除草を行うのでしょう・・・・・。