春爛漫

4月も中旬になり、一気に新芽が芽吹いています。棚田ののり面も緑色が濃くなり、春爛漫です。もうすぐ水溜のシーズンになります。まさに、全山新緑です。籾村の山はカシなどの常緑広葉樹、アベマキなどの落葉広葉樹が中心です。濃い緑に見えるのが常緑広葉樹と一部植林された針葉樹です。黄緑色に見えるのが一気に芽吹いた落葉広葉樹です。そして、ピンク色はヤマザクラです。秋の紅葉とは違った意味でカラフルな山の風景です。

春の消費者交流会

今年で春のワラビ狩り交流会も第9回目になりますが、今年も大勢の方に「もむら」の春の自然を体感して頂けたかと思います。
今年も、春の自然の食材の採集体験と食材を味わうことを中心に行いました。

春の食材の採集

今回は、「コシアブラ」の新芽の時期に合わせて、昨年より1週間早くこの会を実施しました。コシアブラは「もむら」の里山にごく普通にある木ですが、タラ芽に勝るとも劣らない山菜です。

今回採種した春の食材

コシアブラ
里山で採取
タラ芽
里山で採取に加え、籾村セーフティーライス倶楽部会員の大江氏が栽培しているものを採取
フキ
田んぼののり面に自生しているものを採取
ワラビ
採草地、田んぼののり面等至る所に自生しています
タケノコ
杉山氏、大江氏の孟宗竹のタケノコを採取
ミツバ
田んぼのあぜ道に生えていました
椎茸
コナラ、カシの木に植菌したものを採取
アスパラガス
大江栽培のアスパラガス

遊び

タケノコを掘った「孟宗竹」で、竹とんぼを作ったり、「オハゴダケ」という細い竹で、空気でっぽうを作ってみました

また、コシアブラの木は今の時期、水をたくさん吸っており、皮をていねいにこすると、皮がきれいに抜け、刀の鞘のようになります。籾村ではコシアブラノ木を「刀の木」ともいいます。

食器は、孟宗竹で、おわんと箸を作りました。

春の味を食す

たくさん山菜などを収穫して、汗も流し、おなかもぺこぺこ、お昼はみんなで採った山菜や、私どもの籾村セーフティーライス倶楽部の会員が栽培したお米や野菜で美味しく昼食にしました。
食材の材料はすべて、先ほど収穫した山菜や籾村セーフティーライス倶楽部会員が生産した農産物です

・サツマイモ(大江・岸会員栽培)
・ミツバ、コシアブラ、タラの芽、タケノコ、椎茸・・・先ほど採取したものです。

・おこわのもち米は播元会員栽培のもち米です
・先ほど作った孟宗竹の食器で頂きます。

・やはり主役は有機栽培米。播元会員栽培の有機コシヒカリです。
・今日は、タカナにくるんだおにぎりも作ってみました。
・漬け物ももちろん籾村のものです。

・肉は、別所地区の猟師の方が獲った「イノシシ」の肉です。イノシシは、田んぼを荒らすにっくき害獣ですが、食べてみればなかなかの美味。しかし、さすがに味が強烈なので、肉だけは、牛肉を少し仕入れて食べました。
・野菜は岸作の春キャベツ、先ほど収穫したばかりのアスパラガス、播元氏がハウスで栽培したピーマン・・・・・すべて地元産です。