倶楽部員の有機栽培ほ場の田植えも6月初めには終わり、全員の有機栽培ほ場を巡回してみました。

宮本隆治
有機栽培6年のほ場です。今年も宮本氏は菜種粕+動力除草機体系で除草対策を行っています。なぜは今年は浮き草が大発生しました。これでかえって他の雑草が抑えられて災い転じて福となるでしょうか??。

大江泰司
有機栽培3年目のほ場です。サツマイモはマルチ栽培できるのでよく雑草を抑えています。今年は、サツマイモにネキリ虫が多く発生しました。
ネキリ虫は、ガの幼虫で、土の中に潜んでいて、作物の株もとと切ってしまいます。切られた株の近くの土の中に犯人が潜んでいることが多く、既に何匹かの犯人を捜して処刑することができました。
一方、アスパラガスは、昨年定植して今年2年目です。昨年は冷夏長雨のため、病気が多発しましたが、今年はどうなるでしょうか??

岸浩文
有機栽培11年目のほ場です。昨年は雑草(コナギ)の大発生に加えてイネミズゾウムシの被害で、収量は過去最低を記録してしまいました。今年も昨年のような稲の生育で、少し心配。

播元明美

景山伸幸
景山会長のほ場は有機栽培なんと11年目。
今年も雑草対策は菜種粕。そろそろコナギが生えてきました。
分けつがやや少ないので、稲の株を抜いてびっくり!!。根がほとんどありません。抜いた株を水の中でふってみると、なにやら白い虫は浮かんでくるではないですか、これはイネミズゾウムスの幼虫。これが根をかじっているので稲に元気がないのでしょうね。 しかし有機栽培では対処法なし、ただ、稲の発育速度がイネミズゾウムシの食害を上回るのを待つのみです。

杉山憲一
ことらのほ場も有機栽培なんと11年目。研究熱心な杉山氏は、今年も、菜種粕やら液体マルチやら、いろんな方法で雑草対策に取り組んでます。

巡回終了

田植え交流会を開催

前日からの台風の影響でこの日は午前中まで雨が降っていましたが、日頃の皆様方の行いの良さのためか、午後になるとすっかり雨もあがり、絶好の田植え日和になりました。
岡山、倉敷方面から、約20人の消費者の方々がおいでになり、今回も様々な体験イベントを開催することができました。

さあ!田植えです

早速、みんな田んぼに入ってもらい、田植えしました。素足で田んぼに入ると土の感触が、何とも言えず、思わず「キャー」と言ってしまった方もいらっしゃいました。
植え始めは、まず苗の持ち方かたしてよくわからず、田植えが遅々として進みませんでしたが、植えているうちにみんな上手になって、約1時間で約2アールの田植えができました。

今日田植えしたのは。籾村では「中生種」になる「日本晴」という品種です。籾村セーフティーライス倶楽部会員の稲刈りは、9月いっぱいかかるので、会員の稲刈りがおわっら10月上旬に稲刈体験会をするため、この品種植えました。みなさん、秋には自分で植えた稲がどんな実りになってるか楽しみにしておいでくださいね。!!

トマト収穫体験

籾村セーフティーライス倶楽部副会長の大江泰司栽培の「桃太郎」トマトの収穫体験を行いました。
大江氏は、ハウス栽培、再生紙マルチの利用、黄色蛍光灯などの農薬以外の防除法を組み合わせて、最小限のの農薬使用で美味しいトマトの栽培をしています。
真っ赤に熟れたとても美味しそうなトマトを収穫しました。トマトを収穫するのが初めての方もあり、とても楽しく収穫できました。

ジャガイモの収穫体験

今日は、みなさんに午後4時に籾村に来て頂き、明るいうちに、田植えなどをして、夜に蛍鑑賞をする予定です。夕食で、旬のジャガイモを食べるため、ジャガイモの収穫をしました。今年は、やや雨が多く、農薬を使用しない大江しのほ場では、疫病・そうか病といった病気が少し出ていましたが、ころころと土の中から立派なジャガイモが出てきました。

小川に何がいるのかな?

田植えが終わったあと、夕食までの間に田んぼの周りを散策しました。昨日からの雨で、溝にはたくさんの水が流れ、小川になっていました。
いつもなら、メダカがここにたくさん見えるのですが、あいにく今日は水量が多く、水も濁っていたので、肉眼ではメダカを見ることができませんでした。
網で、少しすくってみると、メダカ、ドジョウ、オタマジャクシ、タナゴ、ザリガニなどの小川の生き物がいました。さらには、蛍の繁殖には欠かせない「カワニナ」という巻き貝もいました。
今日の夜には、このあたりで、蛍鑑賞をする予定です。

里山には何があるかな?

小川の生き物を見たあと、今度は田んぼの周囲の採草地や里山を探検しました。
美味しそうな野いちごが実ってました。このイチゴはラズベリーの仲間でしょうか、これを食べるとダイエット効果抜群とか、なかなか美味しい野いちごでした。
スイカズラやササユリの花が咲いていました。ササユリは家庭で育てることは困難ですが、自生地では美しい花を見せてくれました。

汗をかいたあとの夕食は最高

田植えや、農作物の収穫体験、野山の散策でおなかがすいたら、「もむらいす」のおにぎりが最高に美味しい。
今日のメニューも旬の食材と生産履歴こだわっています。
おにぎり
宮本が栽培したコシヒカリ、&梅干しです。(残念ながら海苔はスーパーで買ってきました)
若竹汁
大江の裏山に自生している「破竹」というタケノコが今が旬。景山作の味噌仕立てで味は抜群
漬け物
景山作の春白菜を浅漬けにしました。
ジャガバタ
大江栽培で先ほどみんなで掘った「男爵」と岸栽培の「メイクイーン」を電子レンジでチンして、バターで食べました。
トマト
大江栽培の「桃太郎」トマト

蛍鑑賞

食事しているうちに、あたりも暗くなり、昼間に散策した小川のあたりに蛍を見にいきました。このあたり、人家がないため、家の明かりが見えず真っ暗で、蛍がとてもよく見えます。
昨日からの雨のせいか、乱舞まではいきませんでしたが、たくさんの蛍がみえました。今の時期は、「ゲンジボタル」が主です。

蛍鑑賞が終わったのはもう夜の9時、遠方からおいで頂き、みなさんお気をつけてお帰りくださいね。
私たち籾村セーフティーライス倶楽部もお米「もむらいす」は、単に有機だとが、農薬を使わないとかという栽培法だけでなく、このような自然の中で栽培されていること、そして「もむらいす」の栽培法がこれらの自然を育んでいます。お米と自然をまるごと体感して頂ければ幸いです。

次回は、10月上旬に、稲刈りを中心とした交流会を開催する予定です。是非おいでください。