今年は、田んぼに水溜する5月の降水量が例年になく少なく、私の覚えている限りでは過去最も少なかったように思えます。 下のグラフは籾村から一番近いところにある「福渡」というところの過去の5月の降水量のグラフですが、近年まれに見る小雨であることがよく解ると思います。 このため、今年は、水溜が非常に遅れましたが、5月29日にため池の水を落水して、やっと水溜をすることが出来ました。
湛水土壌中直播に挑戦 稲を栽培する工程はには育苗があります。苗を作ってそれを田植機で田んぼに移植して栽培するのが通常の栽培方法です。 今年は、この育苗(苗作り)を省略する栽培方法にチャレンジします。苗を作らずに、直接田んぼに稲の種を播く方法です。 県の農業試験場の研究員さんにお世話になり、5月22日に播種しました。 水溜した田んぼに、散粒機(粒状の物を散布する器具)でコシヒカリの種を播きました。 播種は終わると、トラクターで浅く土と混ぜて代かきしました。 このあと、落水して、芽が出れば入水する手順になります。播種から代かきのこの工程を10アールあたり1時間で行うことが出来ました。
水ための始まり 5月6日に雨が降り、田んぼの水溜(みずため)を始めました。里山は雨を貰って益々緑か濃くなってきました。世間では今年はカレンダーのおかげで長いゴールデンウイークを迎えてますが、私たちは忙しい連休になりました。