農道の草刈り

梅雨も明けた7月24日、今日は、集落内の取り決めで行われている農道の草刈り作業の日です。
下籾地内では、「農道の草刈り」、「水路の清掃」、「ため池の土手の草刈り」を地域の共同作業で行うことになっています。
早朝から、地域の老若男女総出で農道の草刈りを行いました。

朝8時から、作業を行いましたが、作業終了時にはもうお昼前になっていました。暑い中の作業で、みんなへとへと。しかしお昼にはみんなで美味しく、昼食&ビールを頂きました。

草刈機を持っていざ出陣です。

田んぼの稲もだいぶん大きくなってきました。草刈り機のエンジンをかけて作業開始です。

刈った草はこまざらで集めていきます。

道の両側にはたくさんの草が生え、日も高くなるとなかなかの重労働です。

今年は、4~6月は過去に例がないくらいの小雨でした。水溜や田植えの遅れ、田植え後の生育不良などもおきましたが、7月に入ったとたん毎日梅雨空が続きました。
今年も、会員のほ場を巡回して稲の出来具合を確認しました。

光元 有機栽培4年目のほ場です。今年も生育は順調です。

宮本 有機栽培7年目のほ場です。今年は、田植えkを工夫して動力除草機を縦横に押してみましたが、やはり、雑草の発生は多く、6月末から約2週間来る日も来る日も手取り除草に励みました。

大江
有機栽培4年目のほ場です。サツマイモ、ニンジンは順調に生育していますが、7月に入ってからの多雨の中、アスパラガスは今年は茎枯病に加え、雑草が繁茂して、生育不良です。

有機栽培12年目のほ場です。今年は田植前に米糠100㎏、田植え後に菜種粕100㎏(いずれも10aあたり)散布し、田植え後3回動力除草機をかけ、約10日間にわたり、手取り除草しました。それでもコナギの発生は盛んで稲の生育は今一歩です。今年は7月以降の長雨でやや稲が軟弱になり、全般的に葉を食害する害虫の発生が多い傾向にあります。イネアオムシやイナゴの幼虫が多く、葉っぱをかなり食害されました。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

播元
有機栽培4年目のほ場です生育は良好です.
景山
有機栽培12年目
今年もコナギとウキクサ
景山のこの田んぼは、天水田のため、田植え以降7月1日まで、1ヶ月にわたり、ほとんど田んぼに水が入りませんでした。このため、田んぼに大きなひび割れが出来てしまいました。一時は収穫を諦める程稲が痛みましたが、7月からの降雨でやっと稲が元気になりました。
写真のように、まだヒビが残っています。加えて、まだ地面も固く、写真のように長靴で田んぼに入っても少しも足が沈みません。分けつもまだまだ少なく、収量がやや心配です。
また、雑草は田植え後に水がなかったため、タカサブロウなどの湿性植物が中心に繁茂しています(右写真)。しかし、7月以降田に水が溜まった後は、タカサブロウの下から、コナギも生え始めました。田んぼか硬いため、動力除草機も使えず、また、手取りも困難であり、困っています。どうなることやら・・・・・・

杉山
この田んぼも有機栽培12年目です。杉山は毎年栽培方法に工夫を凝らし、今年は、基肥の有機653を通常の2~5倍量を投入し、除草機と手取りで、稲の生育を雑草の生育よりも勝ることに成功したようです。今のところ生育は順調です

久々の雨

籾村では本年、5~6月にかけては未曾有宇の小雨の気候となりました。下のグラフは籾村から最も近いところにある観測地点の雨量のデータをまとめたものです。
左のグラフは月別の降水量です。右のグラフは5月1~7月1日までの降水量の累計です。
5月は平年の42.5%の、特に6月は平年の9.5%しか雨が降らず、また、日別には5月6日にまとまった雨が降って以来、雨らしい雨が降りませんでした。このため、田んぼに水が溜まらず、田植えが出来なかった田んぼの出ました。また、田植えしてもその後の水が続かず、大きなヒビが田んぼに入り、田んぼが完全に乾いてしまっているところもあります。
また、大豆は播種しても出芽しません。野菜は定植しても毎日水やりしないと枯れてしまいました。
ため池の水も、だんだんと乏しくなり、非常に危機的な状況でした。そうした中、行政も渇水対策に乗り出してきた矢先、7月1日に待望のまとまった雨が降りました。岡山県県内各地に大雨警報も出ましたが幸いにも大きな災害もなく、農作物には恵みの雨となりました。