今年は、4~6月は過去に例がないくらいの小雨でした。水溜や田植えの遅れ、田植え後の生育不良などもおきましたが、7月に入ったとたん毎日梅雨空が続きました。
今年も、会員のほ場を巡回して稲の出来具合を確認しました。

光元 有機栽培4年目のほ場です。今年も生育は順調です。

宮本 有機栽培7年目のほ場です。今年は、田植えkを工夫して動力除草機を縦横に押してみましたが、やはり、雑草の発生は多く、6月末から約2週間来る日も来る日も手取り除草に励みました。

大江
有機栽培4年目のほ場です。サツマイモ、ニンジンは順調に生育していますが、7月に入ってからの多雨の中、アスパラガスは今年は茎枯病に加え、雑草が繁茂して、生育不良です。

有機栽培12年目のほ場です。今年は田植前に米糠100㎏、田植え後に菜種粕100㎏(いずれも10aあたり)散布し、田植え後3回動力除草機をかけ、約10日間にわたり、手取り除草しました。それでもコナギの発生は盛んで稲の生育は今一歩です。今年は7月以降の長雨でやや稲が軟弱になり、全般的に葉を食害する害虫の発生が多い傾向にあります。イネアオムシやイナゴの幼虫が多く、葉っぱをかなり食害されました。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

播元
有機栽培4年目のほ場です生育は良好です.
景山
有機栽培12年目
今年もコナギとウキクサ
景山のこの田んぼは、天水田のため、田植え以降7月1日まで、1ヶ月にわたり、ほとんど田んぼに水が入りませんでした。このため、田んぼに大きなひび割れが出来てしまいました。一時は収穫を諦める程稲が痛みましたが、7月からの降雨でやっと稲が元気になりました。
写真のように、まだヒビが残っています。加えて、まだ地面も固く、写真のように長靴で田んぼに入っても少しも足が沈みません。分けつもまだまだ少なく、収量がやや心配です。
また、雑草は田植え後に水がなかったため、タカサブロウなどの湿性植物が中心に繁茂しています(右写真)。しかし、7月以降田に水が溜まった後は、タカサブロウの下から、コナギも生え始めました。田んぼか硬いため、動力除草機も使えず、また、手取りも困難であり、困っています。どうなることやら・・・・・・

杉山
この田んぼも有機栽培12年目です。杉山は毎年栽培方法に工夫を凝らし、今年は、基肥の有機653を通常の2~5倍量を投入し、除草機と手取りで、稲の生育を雑草の生育よりも勝ることに成功したようです。今のところ生育は順調です

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