秋の消費者交流会

稲の収穫も無事終わった10月9日、秋の交流会を行いました。
秋の交流会は「秋の里山」の実りを楽しむこと、6月の交流会でみんなで植えた稲やイモの収穫を体験することを目的に行いました。

アケビとり

アケビは秋の里山でも一番のごちそうです。なんと言ってもその甘みは大したもので、糖度は20%を超えます。私たちが子供の頃は、学校帰りによく木に登ってアケビをとっておやつ代わりに食べていました。

稲刈り

6月19日に田植えした稲も秋の実りを迎えました。稲は鎌で収穫します。けがしないように、正しい稲の刈り方を津山農業改良普及センターの先生に教わりました。

さっそく稲刈りを始めました。6月に自分で植えた稲を収穫する喜びはひとしおではないでしょうか。

刈り取った稲は、早速コンバインで脱穀しました。

2aの田んぼを45人で30分で収穫できました。今日収穫した米は来年の春の交流会の時に、おにぎりにして食べる予定です。また来年の春も楽しみにしてお越し下さい。

サツマイモの収穫

中籾の景山さんの畑に定植したサツマイモは大収穫でした。今年はイノシシがたくさん出没しましたが、電気牧柵の設置などの景山さんのイノシシとの奮闘によりイノシシの被害に遭うことなく立派なイモがどんどん収穫できました。約1aの芋畑もみんなの力であっという間に収穫ができました。イモはみんなにお土産として持ち帰ってもらいました。

収穫の喜びは何とも言えない笑顔になります。

昼食です

農作業のあとの、美味しい旬の料理、新米コシヒカリのおにぎりは最高でした。(ビールも美味しそう!!)

本日の昼食メニュー
コシヒカリ新米おにぎり 光元さんが丹精込めて栽培した本年産のコシヒカリで作りました
五目飯 播元さんが丹精込めて栽培した本年産米のコシヒカリ、大江さんが栽培したゴボウ、ニンジン、岸が栽培した乾燥椎茸、栗で作りました。
大学芋 交流会を行った畑でこっそりと前日に収穫したサツマイモで作りました。
トマト 大江さんが栽培したミニトマト、中玉トマト、桃太郎大玉トマト とトマトのオンパレードのデザートです。
丹波黒大豆枝豆 宮本さんが栽培した丹波黒大豆の枝豆です。大粒で甘みが高い絶品です。
イノシシの肉 下籾地内で田んぼを荒らしていたイノシシを近所の猟師が捕まえました・・・・。

その他オプション

このほか、栗拾い、柿とり、枝豆収穫、キクの花収穫、ピーマン、茄子、トマトの収穫など、時間の許す限り、いろんな体験をして頂きました。遠くは大阪からおいで頂き盛り上げてくれたU家の皆さん、いつも参加するうちに農作業が上手になったH家の皆さん、アケビとりで奮闘したY家・A家の皆さんを始め、参加者の皆さんにはありがとうございました。
 生産者と消費者との顔の見えるおつきあいをスローガンに今まで交流会を開催してきてまいりましたが、今回の交流会では、自分が植えた稲やイモを収穫してもらいました。そして多くの小中学生が参加していただきました。最近、食農教育と言う言葉がよく言われます。自然や作物のことをよく見て自分で体験することが大切ですね。そして今回来られた多くのかたが、収穫のとき見せてくれた笑顔はまさに収穫の喜びで私たち農業やの喜びに相通じるものがあると思います。
近年、農作物のトレーサビリティーについてよく言われています。それは生産者が栽培履歴を示すだけでなく、消費者の方々と一緒になって、作物の育つ周囲の自然環境や、作物の育つ過程や、収穫の喜びを共有していくことが大切だと思います。