コンニャクづくり

こんにゃく芋からコンニャクを作りました。
コンニャク芋は畑で3年育てて約2㎏の重さの物が収穫できました。
コンニャク芋を、小さく切って、鍋で煮ます。
煮えたら、ミキサーで砕き、ボールでよく伸ばします。
その中に、ニガリを入れ、きれいに丸めて、それを再度湯で煮るとできあがり。
意外に簡単にできます。
できあがりはコンニャク芋の4倍程度のものができました。
8㎏ものコンニャクをどうやって食べようか・・・。
とりあえず近所に配るとするか。

ため池の土手草刈り

籾村の田んぼの生命線はため池で、その管理は重要な仕事です。下籾地区では中山間地域等直接支払制度で集落ぐるみで1年に1回、ため池の堰堤の草刈りを行うことになっています。今日は下籾の12のため池(堂面池、持峪池、長谷池、金ヶ峪池、清水池、興善寺池、龍王堂池、金山池、松の前池、小深田池、数乗池)を集落総出で草刈りしました。今年は12月に入って雪の日が多く、少し雪が残っていましたが、地域ぐるみで草刈りに精を出しました。
私は受け持ちの長谷池の作業に参加しました、6人がかりで、半日で概ね完了しました。

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年末小包を発送

恒例の年末の農産物小包を発送しました。本年も「もむらいす」をご愛顧頂きましてありがとうございました。また、4月、6月、10月の交流会には多くの方々に籾村に訪れて頂きありがとうございました。ここに一年のお礼と致しまして正月用の農産物をお届け致します。おせち料理などの一品に加え楽しいお正月になれば幸いです。

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雪の日に

今年は12月に入ってから寒い日が続いていましたが、今朝は久々に大雪となりました。約20㎝の積雪となりました。実は今日は、部落でため池ののり面の草刈りをする予定でしたが、あえなく中止にしました。幸い今日は日曜日でしたので、雪を楽しむことにしました。

朝起きてびっくり、明け方にたくさん雪が降ったようです。

柿の実にも見事に積雪しました。実はこれくらい寒さにあたった柿は甘さが抜群なのです。

せっかくの大雪なので、傾斜のある農道で雪滑りを楽しみました。農道の雪を踏み固めて、肥料袋をおしりの下に敷いて滑るとなかなかスリル満点です。

太陽柱

12月に入り気温の低い日が続いています。12月8日の日の出前後に、太陽柱が見えました。
日の出前7時2分に撮影。外気温は氷点下3℃でした。

日の出です。7時8分。
7時2分の写真よりも日の出の位地は南の方向にずれていますね。

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手打ちソバを頂きました

師走を迎え寒さも増した頃になりました。今日は真庭市の二ノ氏という集落に招かれ、手打ちソバを頂きました。
二ノ氏地区は真庭市の勝山町にある小さな山村です。国道313号から少し入った棚田の美しい集落です。

ソバ打ちです!

 

地元産のそば粉と国産小麦の強力粉を8対2の割合で混ぜて二八ソバにします。力を入れてしっかりこねます。 きれいに切っていきます。 良いソバができそうですね

 

ソバがゆで上がりました

 

切ったソバは熱湯でゆでます。浮かび上がってきたらできあがりです。 うまくゆであがりました。今度は冷水で流します。 どんぶりに盛りつけて、具や汁を加えます。

美味しいソバと料理に舌鼓!
本当に美味しそうなソバができあがりました。実に美味しいソバでした。
ソバの他にも、地元の畑や山でとれた野菜や山菜の加工品を頂きました。タケノコ、ゼンマイ、梨とタマネギの酢漬け(実はこれがまた絶品でした)、椎茸の天ぷら、ふろくき大根、そして、地元でしかとれない「かつやまのいも」という山芋をアツアツのご飯にかけて頂きました

お酒も少しよばれて、楽しい一日でした。

二ノ氏地区の皆さんありがとうございました。何かな何まで地元産の素材を使った美味しい料理でした。都会ではファーストフード中心の食生活になりつつある今日です。二ノ氏地区は人里離れた山村ですが、豊かな自然に育まれた美味しい農産物と暖かい人たちがいました。最近なかなかできないまさに地産地消の贅沢なひとときでした。

水木しげるロード

JR境港駅です。鬼太郎列車こと妖怪列車が駅のホームに止まっていました水木ロードを散策してみました。私にはなぜか、「田の神」と「泥田坊」が心に残りました。たくさんの妖怪がいましたが、なぜか農業に因んだ妖怪が多いと思います。これは日本は昔、ほとんどの庶民が農民であったせいだとは思いますが、昨今の農業の担い手不足や耕作放棄地の発生など農業や田んぼに若者の目が向けられなくなった時代に、何かもの悲しく見えました。
私たちの村では、旧暦の10月に亥(い)の日が2回あれば1回目の3回あれば2回目の亥の日に祭ります。
この日は大根が音をたてて太るから大根畑に入ることが禁じられて農作業は休みます。
亥の子は百姓の神(田の神)でアカギレの神様だともいわれています。
モチをつき、ユズとともに神に供えます。また、この日に「コタツ」を開けると火事にならないそうです。
夕刻に子供たちが「亥の子、亥の子、亥の子晩に、祝わんうちは、鬼うめ、じゃうめ、角の生えた子うめ」と大声を出して近所を廻ったそうです。

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泥田坊の話を職場の同僚から聞いて思わず感動しました。
泥田坊は昔、田を子孫のために一生懸命に耕していた男の息子が、農業せず田を他人に田を売ってしまい、夜になると「田を返せ」と言って出てくるそうです。
最近は、農業の情勢も厳しく、田んぼを耕す後継者がどんどん減っています。加えて、普通の米作りのではなかなか収益性が上がらず、耕作放棄されていく田んぼが増えています。
いま中国地方のあちこちで耕作放棄地が目立つようになりました。他人に売らずとも、先祖伝来の田が荒らされていくのには悲しい思いがあります。とは言っても米作りでは儲からないし、難しい時節になりました。いまあちこちの耕作放棄でむかし「田を返せ」と嘆いていた泥田坊は今日では「荒れた田んぼを元に戻してくれ」と悲壮な叫び声を上げているような気がします。

松江堀川を「こたつ船」で遊覧で探訪

 

松江堀川(松江城の掘り)は、高度成長期の頃より、生活排水によって、水質が急速に悪化し、最も水質汚濁ひどかった頃は、酸欠でためフナが死んだりするようなこともあったそうです。
そこで、宍道湖の水を大型ポンプで循環させたり、公共下水道工事等の水質浄化事業により徐々に水質が改善され昔のきれいな水を取り戻すことができたそうです。
堀の深さは1メートルくらいと以外に浅く、水には塩分が含まれ、コイ、フナの他ボラなどもいるそうです。水鳥もたくさんいて、カルガモ等がいるそうです。
松江堀川では、約80名のメンバーで平成9年7月から堀川遊覧を開業し、毎日のように多くの観光客で賑わっています。中には女性の船頭さんも12人いらっしゃるそうです(昔美人らしいです)。
以上船頭さんのお話を覚えている範囲で書いてみました。船の発着場は3箇所あり、コース全長は約3.7km、遊覧時間は約50分で、松江城や武家屋敷、官庁街などの町並みを川面から見ることができます。
さすがに、12月となると少々寒く、「こたつ船」はとてもありがたかったです。おまけに、「かいろ」のサービスもありました。
いざ乗船して出発です。向こうに見える建物は地ビール館です。
コクのある美味しいビールでした。
12月となるとさすがに風も冷たく、「こたつ」に入っての遊覧は最高でした。ユーモラスな船頭さんのガイドに皆さん終始笑いにつつまれました。

 

静かな流れの堀川。両岸には、いろんな花なんかが植えられていました。ちょうど「ツワブキ」がきれいな黄色の花を咲かせていました。 カルガモ君の登場

 

船の中は意外に天井が低い。
前方に低い橋が近づいてきました。
なんと、低い橋が近づくと天井がぐっと下がってきました。
みんな頭だけでなく体も低くして・・・

 

松江城が近づいてきました。堀川は松江城の築城時につくられたそうです。

 

松江城の天守閣は四方が見渡せる天守閣で、このタイプのものは現存するものでは、松江城の他には姫路城、松本城くらいしかないそうです。 こちらは武家屋敷。立派な松が植えられています。
この中に「八雲庵」という美味しいそば屋があり、先ほど昼食をとったばかりでしたが、べつ腹に、ソバとぜんざいを頂戴しました。美味でした。

 

とてもユーモラスで、親切でしかも操船技術の高い船頭さんでした。今度はもっと暖かい時期に来ようと思いました。 楽しかった「こたつ船」でした。右下の松江地ビールを飲み過ぎて赤ら顔になってるのが筆者です。