秋の消費者交流会盛大に開催しました

今年も秋の消費者交流会を開催しました。今回は6月の交流会のおりに皆さんで定植したサツマイモ、落花生、丹波黒大豆枝豆、頑張って田植えしたもち米の稲刈りを行いました。
特に、今年は畑のものが大収穫で、いつもなら午前中で終わる交流会も午後4時頃までかかりました。もはや単なるちょっとした農作業体験ではなく、本格的に皆さんに汗を流して頂きました。
今年の交流体験メニューは、早朝9時の集合で栗拾いから始まり、稲刈りが終わったのはもう午後4時頃になってしまいました。

栗拾い

まずは秋の定番の栗拾いからはじめました。今年は久米南町内では栗が大豊作。たくさんの栗を収穫することができました

岸家の栗園(栗の木は3本しかありませんが・・・)

宮本家の栗園。こちらの栗の木は巨木です。

宮本家の栗は、やや晩生品種です
「まだまだ木の上にたくさんの栗がなっとるで!!」
とのリクエストにお応えして、昔取ったきねづかで、木の上にするすると登って木を揺すり、たくさんの栗の実を落としてくれた光元でございます。
「さすが!! 籾村セーフティーライス倶楽部おじさん達はすごい」との大評価でした。
無事に木から下りることができて何よりでした。

キノコ狩り??

下籾地内には松茸の生える場所があります。いざ、松茸狩りと勇んで山に入りました。
・・・がしかし・・・今年は、まだ松茸が生えていませんでした。残念。約1時間もかけて山の探しました。
松茸が何であんなに高いのか理解して頂けたかと思います。松茸山までの道は道無き道。4輪駆動の軽トラックの荷台に載って(これって道路交通違反??、でもここはたぶん道路ではなく道無き道なので大丈夫でしょう

期待に胸膨らませ、いざ入山!!
しかし、探せど探せど茸は無し。
残念でした。皆さん、ごめんなさい。

落花生の収穫

松茸山では、収穫皆無でしたが、畑では大収穫でした。落花生(ピーナツ)って、豆の仲間なんですが、まさか、土の中にできるなんて、知らない方も多かったことでしょう。

芋掘り

定番の芋掘りです。
しかし、今年のサツマイモは大収穫。20㎏はいるコンテナは見る見る間にいっぱい。300㎏近いイモが掘れました。

大きなサツマイモににっこりです。

こちらはたくさんのイモが入っていました。

丹波黒大豆枝豆の収穫

丹波黒大豆は、お正月の煮豆でおなじみですが、今の時期は枝豆でたべるとそれはもうたいそう美味しいのです。普通の枝豆とは並外れて大きく、そして甘いのです。
しかも、栽培方法を工夫しても、なかなか今の時期にしか収穫できません。期間限定の秋の贅沢の一品です。

そして昼食

栗拾いに1時間、空振りのキノコ狩りにに1時間、そしてサツマイモ、落花生、枝豆の収穫に2時間を要し、昼飯にありついたのは既に、午後1時。
ここまで働いて、お腹はぺこぺこ。労働の後で食べる昼食はさぞ美味しかったことでしょう。

たくさん働いた後の食事は最高に美味しい!!

これぞ田舎の掘り出し物「イノシシの肉」です

本日の昼食メニュー

たくさん働いたあとの昼食はまた格別だったことでしょう。地元の農産物をふんだんに使った昼食に皆様に舌鼓を打って頂きました。
五目飯おにぎり
コシヒカリのご飯に、干ししいたけ、人参、栗、ゴボウ等を入れました。
古代米のおにぎり
 コシヒカリのご飯に、「紫黒米」という古代米を混ぜて炊いたおにぎりです。紫色で、味も古代風??でした。
大学芋
みんなで収穫したサツマイモで作りました。甘い甘い大学芋でした。
蒸しイモ
こちらもみんなで収穫したサツマイモを蒸して召し上がり頂きました。
キノコ汁
本日の昼食では唯一地元産でない食材を使ってしまいました。キノコ狩りでたくさんキノコが採れると思ったのですが、収穫皆無。少しはそれも予想されていたので、ナメコやヒラタケ等を仕入れて使いました。ごめんなさいね。
デザート
大江作のアールスメロン、岸作の桃太郎トマトです。それに加えて、ポポーという変わった果物もお出ししました。
漬け物
今回は、岸作の茄子&胡瓜のあっさりした浅漬けをお出ししました。
イノシシ肉
みんなおにぎりなんかでお腹がいっぱいになったところで、追い打ちの如く出されたのが、私たちの田畑を荒らすイノシシの肉です。地元の猟師さんがとったイノシシを食べました。「なんとあっさりした味なの!豚肉より数段美味しい!」との好評を博しました。
落花生
お腹もいっぱいの所に追い打ちをかけるが落花生。堀立の落花生をゆでてみました。
丹波黒大豆枝豆
最後のとどめがこれです。今の時期にしか食べられない大粒であま~い!! 丹波黒枝豆。

皆さん、お腹いっぱいといいながら、次々と出る我ら自慢の秋の食材がそれぞれ別腹の如く美味しく、たくさん食べて頂きました。
ありがとうございました。なんといっても、皆さんに「おいしい」といわれることが一番です。

やっぱり稲刈り

本当は、稲刈りも午前中にする予定でしたが、午前中に少し雨が降ったことと、サツマイモがあまりにも大収穫だったもので、稲刈りは午後から行いました。
6月にみんなで田植えしたもち米はたわわに稔り、まさに黄金色!!まずは手刈り、途中疲れたところでコンバインで収穫しました。

たわたに稔った黄金色の稲です。

こちらのおとうさんは、交流会の常連です。もはや私たち農家のレベルで上手に稲刈りをして頂きました。

大阪からやってきた「リンちゃん」とても上手に稲刈りできました。

コンバインの操縦を体験してもらいました。

招かざる珍客

稲刈りもほぼ終わり、最後にコンバインで収穫していたら、なんと! マムシが田んぼの中で「とぐろ」を捲いていました。
皆さん、マムシに食いつかれなくてよかったです。

今年の秋も大勢の方においでいただきありがとうございます。また、いつも私たちの「もむらいす」をお召し上がり頂きありがとうございます。
何よりも、私たちが皆様方を知り、そして皆様方も私たち、そしてお米の作られる私たちの地域の自然を知って頂き、相互に理解しあえた上での農産物流通が一番です。
昨今は、農産物の表示やトレーサビリティーに対する規制も強化されてきました。また「有機栽培」と名乗るためには、認証機関へ多額の審査費用を支払わなければなりません。中には少しだけ悪意ある方が少数いるかもしれませんが、基本的に農家は自分の農産物を美味しいと喜んで食べてくれることが一番の生き甲斐で幸せと思います。
最近の法律による農産物規制強化は何か間違った方向に向いているような気がします。
何より相互信頼が一番。そのための私たちの消費者交流会です。次回は来年の春です。またお会いしましょう。
今回初参加の真備町のSさん、大阪からおいで頂いたUさん、今日はやや体調不良でしたが自分で植えた農作物をしっかり収穫することができた岡山市のMさん、毎年常連で交流会をいつも盛り上げて下さる笠岡市のKさん、岡山市のTさん・・・・・皆さんありがとうございました。