ほ場巡回を行いました

本年も有機JASほ場の内部監査として、ほ場巡回を行い、生育状況等の確認と研修を行いました。
これは、有機JASに基づく籾村セーフティーライス倶楽部の「有機農産物の生産行程の管理及び格付の実施方法に関する業務規程」第19号にもとづき、籾村セーフティーライス倶楽部定める「生産管理方針」にそって栽培が行われていることを確認するとともに、ほ場での課題や今後の対策を会員相互で研鑽するために行うものです。


景山
(1号ほ場 有機栽培開始 平成7年)
昨年はコナギにやられてしまったほ場ですが、今年は稲の生育がコナギの生育に勝り、順調です。

(2号ほ場 有機栽培開始 平成9年)
こちらのほ場も、コナギ、イネミズゾウムシの被害が少なく、順調です。


治部

(1号ほ場:上 2号ほ場:下  有機栽培開始 平成15年)



(1号ほ場 5a 有機栽培開始 平成7年)
平成7年以来13年間有機JASで水稲栽培を行っていましたが、今年は大豆を栽培してみました。

(2号ほ場 有機栽培開始 平成9年)
昨年は大豆を栽培したほ場です。1年間畑状態で管理するとコナギの発生が減少するかと思いましたが、やっぱし今年もたくさんのコナギが発生しました。しかし、何とか稲が勝っているような感じです。

(3号ほ場 有機栽培開始 平成19年)
(4号ほ場 有機栽培開始 平成19年)
有機栽培2年目のほ場ですが、いきなりコナギの発生が多く、稲が痛めつけられています。


杉山
(1号ほ場 有機栽培開始 平成7年)
(2号ほ場 有機栽培開始 平成7年)
コナギは水生植物で、湛水状態で生育旺盛です。今年は田んぼを干し気味に管理し、何とか稲の方が生育が勝っているようです。

(3号ほ場  有機栽培開始 平成7年)
このほ場は特に干し気味の管理を行い、田植え後2週間目から田んぼを干して管理してきました。確かにコナギの生育に稲が勝っています。
コナギ以上に稲の生育を阻害するのが「イネミズゾウムシ」です。下の左の写真はイネミズゾウムシに加害された株です。根が非常に少なく、褐色になってしまった根が多いです。右の写真もイネミズゾウムシに加害され、蛹(土繭)も見えますが、イネミズゾウムシの食害以上に稲の発根があり、白い根も見えます。この株なら十分な収穫が期待できます。

播元(1号ほ場 有機栽培開始 平成14年)
昨年までは、除草機や手取り除草でコナギの生育を抑えていましたが、今年はコナギに押され気味です。


宮本
(1号ほ場 有機栽培開始 平成11年)
宮本会長のほ場です。こちらも毎年コナギには泣かされていますが、今年も、コナギ、イネミズゾウムシに押され気味です。これから再度、中耕除草を行い、稲の生育回復にチャレンジします。


光元
(1号ほ場 有機栽培開始 平成14年)
昨年は、黒大豆を栽培したほ場です。稲の生育は旺盛で順調ですが、今年はコナギは少ないのですが、「ヒエ」の発生がすこぶる多いようです。
また、生育が不良な株を抜いてみるとやっぱしイネミズゾウムシの土繭がしかり根についていました。
(2号ほ場 有機栽培開始 平成17年)


赤木
(1号ほ場 有機栽培開始 平成19年)
有機栽培水稲2年目で、生育は良好です。しかし、今年はしっかりとコナギが生え、まる三日かけて手取り除草し、今の生育に至っています。

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