集落総出で、溜池の草刈りを行ったあと、お薬師様のお堂の石がけの修理をしました。
集落の中にさらに子部落があり、「講組」といって、冠婚葬祭を行う近所のグループがあります。私たちの講組の中に小さな「薬師如来像」を安置した建物があります。ここで、お盆の祭事を行ったり、草刈り作業のあとの慰労会を行ったりしていますが、なにぶん古いもので、最近とみに石がけが痛んでいるので、石を組み直し、モルタルで石がけを固めました。
比較的若者?で作業を行ったので、なにぶん素人で、このような作業はめったにしたことがないので職人的な仕事はできませんが、何とか形になりました。
月: 2008年11月
溜池の草刈り
切り干し大根
大豆の脱粒作業
農地を守る研修会
「農地を守る研修会」に参加しました。
担い手不足が深刻化する中で、私たちの住むような高齢化指数50%超えの限界集落では、耕作が放棄された哀れな農地が目につきます。農地の放棄は集落そのものの崩壊にもつながりかねません。何とか集落ぐるみで農地・農村を維持していくためにも集落ぐるみでの営農は必要なことです。今日は様々な事例紹介、パネルディスカッションを通じて、ますます集落営農を進めて行くことを感じ、そのためには、個々の農家の農業に対する考えを徐々に変えて行くことが必要を思いました。
ところで、石破農林水産大臣は、農相就任後初の所信表明で、重点施策の一つに「食料供給力の強化」を掲げて、農地政策改革の具体化や、米粉や飼料米などの生産拡大による水田フル活用の推進に強い意欲を示したましたが、「水田フル活用」と口で言うのは簡単ですが、実際には耕作する人がいないのです。
今残された耕作者が力を合わせてやっと今の水田が維持できるかできないか位だと思います。中山間地の条件不利地の草刈等の過酷な農産業に携わり、実際に住んでみないと分からないことが多いです。国や県の行政に携わる方は、耕作放棄地防止とか、たくましい担い手育成とか、集落営農の推進とか、美辞麗句を並べるのは上手ですが、実際に行動するのは口で言うほど簡単ではありません・・・・と愚痴っても仕方ないが、地域の仲間とまた酒を飲んで、少しでも明るい明日の農村を語りたいものです。