トマトの接ぎ木

我が家のトマト用の雨よけハウスは青枯菌がたくさんいるようで、自根で栽培(種から育苗した苗をそのまま定植)するとお盆頃からどんどん青枯病が発生してトマトの木が無残にも枯れていきます。そこで、青枯に強い根を持つ台木に接ぎ木を行って栽培しています。結構面倒な作業ですが、これをしないと美味しいトマトが食べられません。
まずは、下写真の、右が台木、左が穂木です。台木はタキイ種苗の「ボランチ」、穂木は同じくタキイ種苗の「桃太郎8」を使っています。穂木の方が台木より1週間早く播種していますので、大きくなっています。

まずは、台木の先を切り落とします。なんと無残ではありますが、台木は根があればOKなんです。

次に、台木に縦に切れ込みを入れます。ここに、穂木を挿すわけです。

穂木の先をカッターで切り落とします。

切り落とした穂木の下をカッターで切ってくさび状にします。

これを、台木の切れ込みに挿入します。

さらに、「接ぎ木フレンズ」という洗濯ばさみのような器具で固定します。

これで、接ぎ木の完成です。あとは、トンネルの中に入れて、ビニール、寒冷紗で被覆し、光と風を遮り、数日かけて、徐々に光りと風にならして、接ぎ木部分はひっつくのを待ちます。まさに、大手術でした。

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