里芋のスズメガ

サトイモ、だいぶ大きくなってきました。植えつけた芋はほぼ全てが発芽しました。順調に新しい大きな葉が出ているのですが、「スズメガ」の幼虫が発生し始めました。これはひたすら探してかわいそうですがはさみで切ってしまいます。なかなか美しい色でおしりには1本アンテナがあったりする何とも言えない虫ですが、はさみで切ると、少し気味悪いですが、サトイモの葉っぱをしっかり食べているんで緑色の液体が出ます。

ナス初収穫

ナス、だいぶ大きくなってきてます。今年は4本仕立てにします。
いま4本の候補を選んで誘引をしていますが、無理矢理、誘引するとポキッと折れてしまいます。
一番花の中でたまたま結実した実がありました。形は良くないのですが、さっそく今日はナスを焼いて食べます。初物です。
これからじゃんじゃんナスが実って毎日出荷が始まります。楽しみです。

梅酒

梅が収穫できました。今年は春先の遅霜のせいか、実がついてない木もありましたが、良い香りの梅が獲れたのでホワイトリカーに氷砂糖と一緒に浸けて梅酒を作りました。
できあがりが楽しみです。2つできました。

大豆の播種&移植

梅雨の晴れ間でほ場が乾き、耕耘整地することができたので大豆の播種、定植を行いました。
今年の相変わらずいろんな大豆を栽培します。白大豆(トヨシロメ)、青大豆(先祖伝来)、赤大豆、茶大豆、くらかけ豆は播種機で直播しました。
黒大豆(作州黒)は苗を定植しました。25アールの作付けが完了しました。
直播した大豆はこれから双葉が出て、初生葉は出るまで「ハト」に食われます。今年もロケット花火でハトを追い散らしたいところです。

 

空き屋バンク

私どもの住む地区は山の上の僻地にある農村集落です。農業や社会情勢の変化の中、衰退の一途をたどっています。
・昭和46年減反政策の開始・高度経済成長
・米価の下落と米に替わる農作物の不定着
 →生産人口の他産業従事、地区内人口の流出
 →農業の担い手不足、耕作放棄地増大
このようなことを経て1番のグラフのように、農地、水稲の作付面積は直線的に減少し、かわって耕作放棄地が順調に増加してきました。この構図は地区内の誰もが止めることはできませんでした。
昭和45年に170人いた人口も平成17年には95人となり、高齢化率は52%と過疎高齢化がすすんでいます。現在は人口は70人と更に減少し、集落の維持もギリギリの状況になりつつあります。しかしその一方、高齢化率は46%下がっているのも新しい事実です。
 2番目のグラフのように、現在世帯数は33ですが、そのうち10世帯は移住者です。先住世帯の5割は老人のみの世帯なのですが、移住者の世帯はほとんどが若者がいる世帯です。もしも移住者がなかったら、集落はすでに崩壊していたかもしれません。
 移住者は約20年前から徐々に増えています。今後とも地区の存続には移住者は不可欠です。町役場も定住促進課を設置して活動しています。地域でも受け入れ体制や空き家や空き農地提供、地域へのスムーズな溶けこみの支援を行って行く必要があります。
 3番目のグラフのように、現在地区には54戸の家があり、内常時居住は33戸、別荘が3、セカンドハウスになっているのが4戸であり、14戸が空き家になっています。14戸空き家の内、管理されてのが8戸で荒れているのが6戸です。諸事情もありますが、荒れてしまわないうちに、移住希望者にお貸しすることができればベストなのです。先祖の墓、土地・・・・いろんな事情があるのですが、空き家は地域にとっても負の遺産です。
 つい最近、移住者が増加しつつある事実と町役場の取り組みのおかげで空き家バンクに2軒の登録がありました。
昨日は新たに移住を検討されている方が空き家や農地の見学に来られました。若いご夫婦と子供さんの家族です。気に入ってもらえば嬉しい限りです。

有機JAS認定機関監査

有機JAS認定機関から監査を受けました。
栽培履歴、出荷記録、倶楽部の活動体制等、書類審査と現地ほ場の確認をして頂きました。また、今年から新たに8ほ場を追加したため、その新規ほ場の現地確認もしっかりして頂きました。
 有機JAS認証のためには膨大な資料、記録が必要であり書類作成だけでも大変です。数㎝の及ぶ書類、正確な記帳、さらには認定手数料も必要になります。
 しかし、生産から出荷までの記録をちゃんととっておくことは必要なことであり、JASをしてないとそこまでの記録はとれないと思います。人も記憶は曖昧ですが、記録は残ります。消費者のため、そして我々生産者のためにも有機JASは意義深いものと思います。

里芋とサツマイモ

有機栽培の水稲と輪作しているサトイモ、サツマイモです。
サトイモは、うね立て、植えつけ、マルチングして最近、マルチの下から芽が膨らんできて、そこに穴を開けて芽を出しています。だんだん良い感じになってきました。サトイモは水不足すると収量が下がるので、雑草対策のマルチの畝間は草マルチをして、さらには夏季にはには畝間かん水ができるようにしています。
サツマイモは今年は全面マルチにしてみました。雑草対策が一番なのですが、こうすることによってコガネムシが土の中に産卵しにくくなり被害が少なくなるようです。サツマイモは1500本くらい植える予定ですが、親芋から一気にその数のつるはできないので、4月下旬から少しずつ植えつけしています。最初に植えている株はだいぶ大きくなったので最後はその株からつるを採って植えつけします。何とか今月中には植え付けを完了したいと思います。
田んぼの周囲にはアザミがあ咲いています。このアザミ、きれいなのですが体に触れるととっても痛いのです。

イネ

ひだまり農園では、5カ所のほ場で有機JAS認定を受けて有機栽培を行っています。今年は水稲が3カ所、残り2カ所はサツマイモ、サトイモ、大豆を栽培する予定です。有機JAS制度以前から岡山県では独自の有機無農薬栽培認証制度があったので今年で有機栽培は21年目になります。しかし、なかなか生産量の安定は困難であり、試行錯誤の連続です。
写真は5月25日に田植えして2週間経過した有機栽培の水稲です。昨年はサツマイモを植えていたほ場とサトイモ・大豆を植えていたほ場です。
除草対策はアイガモ、アゾラ、動力除草機、手取り除草、手押し除草機、菜種かす、米糠、深水、2度代掻き、液体マルチ・・・・・色々試みてきました。何とか、今の時点では田畑輪換が省力的で安定していると思います。雑草は生えますが雑草より稲の方が勝ったら良いわけです。
今年もうまくいけば良いのですが、今月末頃には稲と雑草の勝敗が決すると思います。

クローラー運搬車

ひだまり農園のほ場は南向きの急斜面にあるので日当たりは良いのですが、農道が急坂であったり狭かったりします。
今回は新たに小型のクローラー運搬車を購入しました。小さいのですが積載量は300㎏と軽トラにひけをとりません。
急坂やほ場内での収穫物の運搬に力を発揮してもらいます。