マムシ・マダニに咬まれたら

久米南町地域医療ミーティング推進協議会主催の講演会がありました。
「マムシ・マダニに咬まれたら」と題して、福渡病院副院長の黒瀬先生からのお話をい聞きました。久米南町は農山村多く、農作業中にマムシやマダニに咬まれる方が多く、地域住民も大きな関心があり、町中央公民館大ホールに入りきれないほどの方が熱心に先生のお話を聞いたり、実際に咬まれた方のお話を聞きました。
 マムシに咬まれたら早く病院い行くこと。その手段は自家用車の方が速い場合が多い。咬まれた場所の手前を軽く縛る。安静にしてリンパや静脈へ毒素を回さない。早めの処置で「抗毒素」を使わなくて済む。抗毒素は副作用もあるし、1回しか使えないそうです。そして様々な対策をとった「あとは運を天にまかせる」等等、良い勉強になりました。
 私も、農作業中にマムシに遭遇することは頻繁にあり、例年5匹以上のマムシを殺生しています。いつかは咬まれるのではないかと、草刈作業の際には思っていますが、幸いまだ咬まれたことはありません。
 マダニにもまだ咬まれたことがないのですが、自分で無理矢理取らず、病院に行くのが良いみたいです。
 近所の病院に心強い医師がいて良かったです。そして何よりなのは、マムシの臨床試験は困難なので、過去の多くの症例をまとめて、福渡病院なりのマニュアルを作成し、多くの医師が対応可能な体制になっていることが心強い限りです。