月: 2014年11月
下籾地域資源保全会
ひだまり農園のある下籾地区では、本年度から始まる多面的機能支払交付金制度を活用して地内の農用地、水路、溜池、農道を保全するために「下籾地域資源保全会」が発足しました。
協定参加予定者48名の内40名(内委任状18通)の出席があり、規約、役員、事業計画、収支予算案を検討し、組織が発足しました。
下籾地区は急傾斜な棚田が点在する過疎の集落で高齢者の中からは今後、5年間本当に農地が維持できるだろうか、共同作業に参加できるだろうかとの不安の意見が続出しました。しかし集落を守っていくには農地、農道、水路、溜池の維持は必要であり、様々な制度を活用して集落ぐるみで地域資源を守っていこうと合意形成ができました。
高齢者が多い集落ですが、高齢者、青壮年、移住者、女性が自分の持てる力を合わせて何とか地域が存続し、美しい景観が維持できればよいのですが。
豆類の収穫が終了
干しナス
溜池のサイホン化
ひだまり農園は山の上にあります。川がないので田んぼの水は溜め池から水路で運ばれてきます。
溜池は明治終わりから大正年間にかけて集落で耕地整理事業に取り組み新規開田と併せて造られました。現在8カ所の溜池を管理していますが多くの池では池の水を水路に流すために「樋」を抜く方法をとっています。
しかし、高齢化がすすむと樋を抜く作業は水の中に入って行う危険な作業になります。下籾水利組合では本年の事業として、より安全に池水を使用するため、1カ所の溜池で試験的にサイフォンを設置しました。(小深田池)
事業費は約100万ですが池の中に入らなくても高齢者でも安全に水を落とすことが出来るようになりました。次年度以降順次、このサイフォンを設置していきたいと思います。
町制施行60周年
ネギの培土
ネギの培土をしてます。直売所用の白ネギ。今年から管理機にネギローターをつけてしてます。出荷までもう少し・・・。