山野草で土作り

三寒四温で暖かい日も増えてきました。野山でウグイスのなきごえもだんだんと上手になってきました。
今年の作物栽培に向けて土作りを始めています。我が家の土作りの基本は、地域内の有機物を土作りに使うことです。のり面の多いので茅がたくさん生えます。秋に刈って束ねておいた茅を田んぼに散布しています。散布後は草刈り機で切断してトラクタで土に混ぜていきます。
これは私だけがやっていることではありません。ずっと昔から下籾地区の農家がみんあやってきたことです。田んぼを大切により良い土になるように脈々と努力が積み重ねられてきたわけです。
地域の過疎高齢化や米価下落のなかで茅が還元できなくなったり、耕作放棄される田んぼが増えてきました。残念な時代の流れです。我が家の耕作もあと十数年で終了してしまうかもしれませんが、最後まで田んぼは大切に育てていきたいです。

ヒガンザクラのふかしを始めました

だんだんと暖かい日も増え、日中暖かく、春が近づいた感じがします。
僅かですが、環状剥皮していた彼岸ザクラを伐って、ハウスに入れてふかしをはじめました。上手く咲いたら、直売所に出す予定です。
植えつけて5年目くらいの木です。昨年、環状剥皮して樹勢を弱らせていますが、生命力高く、すごい気根が出ていますそれでも、株もとの皮を剥がされて、栄養分を通り道である「師管」にダメージを与えられ、植物は「これは大変だ、多くの花を咲かせて、たとえ自分が枯死しても子孫を繁栄を図らねば!!」と、たくさんの花芽をつけています。外はまだ寒いので、無加温のハウス内で昼間は暖かくします。
すると桜は春が来たのかと思って、開花がすすみます。
なんだか、桜をだまして多くの花を早く開花させるので、桜には申し訳ない気持ちになりますが、これが農業の技術だと思います。

大豆の豆ガラをほ場に散布しました

昨年サツマイモを栽培したほ場に豆ガラを散布しました。
約30a分の豆ガラ、結構ありました。運搬車に4台分です。
このほ場は有機JASほ場で、田畑輪換をしています。「田畑輪換」とは
稲→サツマイモ→稲→大豆→稲→・・・・といったように稲と畑作物を毎年交互に栽培していきます。こうすることで雑草の発生の抑制や相互の作物の生育も良くなります。特に大豆の跡の稲は良くできます。サツマイモの跡には豆ガラや茅などを土作りのために多めに散布しています。
今年も良いお米がとれますように!と念じて作業しています。

確定申告書

平成26年の青色申告決算書、確定申告書できました。
本格就農2年目ですが、家族労働の年間活用、多品目少量生産をモットーに経営を行っています。 サラリーマン時代の所得には遠く及びませんし、従業員(家族)に給料の支給はできませんが、何とか再生産可能な所得をあげることができました。
今日は税務署へ行って来ます。

津山税務署で確定申告してきました。22回目の青色申告です。
今回は初めて医療費控除を申告しました。医療費控除は想定していなかったので、領収書は週毎に生活費のレシート等と一緒に貼って家計簿で管理しているので、医療費の領収書は提示するというかたちで税務署職員の方に、97枚の領収書を順に確認してもらい、「申告済」というスタンプをおして頂きました。この確認作業、結構時間がかかって職員の方にはご迷惑をおかけしましたが、ちゃんと対応頂き、ありがとうございました。おかげで数千円の税金が還付される申告ができました。

高梁市油野地区と担い手確保につて意見交換会を行いました

今日は高梁市備中町油野地区の人農地プランの役員の方々に下籾に視察・意見交換会においで頂きました。
油野地区は岡山県内でも代表的なトマトの産地であり、約20年前から新規参入者を受け入れてきました。第一号のIターンでの農業新規参入者であるYさんが人農地プランの代表をつとめています。油野地区も下籾と同じような山の上にあり、交通の便が悪く、過疎高齢化に悩んでいるそうです。
今日は、下籾の中山間集落協定や人農地プラン、多面的機能支払い制度等への取り組み、移住者の受け入れと協力関係の構築、などについてお話をさせて頂き、様々な意見交換ができました。
移住者と先住者が相互理解をすすめ、集落にとけ込むためのハードルを下げ、移住者と先住者が相互に力を合わせてよりよい地域作りをしていくことが良い方向であることが再確認できました。
今度は是非油野地区へもお邪魔してみたいと思います。2時間もかかる遠方よりありがとうございました。