新たな移住者がありました、限界集落とはもう言わせない。

「限界集落」という行政用語があります。65歳以上の高齢者が過半に達した集落をそう呼ぶそうです。限界集落に生きてきた私どもにとってはますますやる気をなくす大変失礼な言葉かと思います。65歳はまだまだ我々の集落の中ではばりばりの働き手であり、70代でも大変元気な方が多く、集落を担っていただいております。
しかしながら数年後の未来予想は厳しいと想定されるし、空き屋も増えてきました。こうしたなか、集落や町の取組みや様々な要因も重なり、我が集落には近年移住者が増えてきました。昨日もまた、新たに大阪から若夫婦が子供3人とともに移住することが決まり、引っ越しの準備や地域への挨拶回りを始めています。ありがたいことです。
行政用語でどうでもいい話なのですが、我が集落は近年は高齢化率が5割を下回り、ついに限界集落ではなくなってしまいました。まだまだ一過性の流れかもしれませんが、家は世襲で代々つづくという日本古来の集落のあり方がだんだん変わってきているような気がします。家、農地といった地域の資源がうまく人から人へ受け継がれていく流れができてはじめて限界集落から脱することができるのかと思います。
今日は長文のみで失礼しました。