有機栽培アスパラガス定植

昨年はたくさん植えたのですが、有機栽培では生育量が不足して収量が少なくて採算が合わないのです。
今年は弱気で、33本だけ植えました。畦幅150㎝、株間80㎝2条植えです。苗も今一歩小さいので、今後は、菜種かす液肥をこまめにやって、生育を促進したいです。

アスパラガスの鉢上

アスパラ鉢あげ
太宝早生は、鉢に黄色いテープ貼ります。

田土:腐葉土=1:1
IB化成1粒/鉢

太宝早生は、5×8=40トレーが2個 +4=84
合計84(播種は100粒で鉢上げ率84%)

ウェルカムは、カゴのならびで奥から
5×8=40が1 =40
5×7=35が5 =175
5×8=40が3 =120
5×7=35が1 =35
とバラ9
合計379(播種は500粒で鉢上げ率75.8%)

 

アスパラガスの播種

今のアスパラの栽培法は
1年目:セルトレーに播種し、ハウス内で9㎝ポットにて育苗、越冬は屋外
2年目:本田に定植して秋までに栄養成長をすすめる
3年目:春芽のみを収穫し、そのあとは水稲を作付する

昨年課題と改善策
1年目;9㎝ポット育苗段階で十分な大苗にならなかった?
播種から鉢上げまでは「有機育苗培土」でうまくいった
ポット育苗時、昨年は腐葉土不足で籾殻を使ったら不良
→有機JASでは今年は腐葉土がしっかりあるので、腐葉土をふんだんに使う
→IB化成の追肥は効果が高いので、慣行育苗も行う
2年目:有機JAS栽培では肥料不足で栄養成長が不足する
→有機JASでは有機653を大量施用する
→やっぱり、春先はアスパラガスの人気が大変高いので、化学肥料を用いた慣行栽培も行う。
→1年目の成長量が期待できる早生品種を導入してみる。(大宝早生)

ということで今年は、200穴のセルトレーにウエルカム(サカタ)を500粒、大宝早生(パイオニア)100粒、用土は有機JAS対応の有機育苗培土で播種しました。アスパラは硬実種子ということで、傷をつけるとか、3日間水に浸けるとかありますが、大宝早生の種子はチウラム処理されているので、袋から出してそのまま播種しました。
○大宝早生

○ウエルカム

有機栽培のアスパラガス

有機JASのアスパラガスを直売所サンサンくめなんに出荷していますが、細いし量も少ないです。もっと太いアスパラがじゃんじゃんと収穫できなければ採算がとれません。
これは2017年5月に播種、2018年5月に定植たものです。
苗の段階でもほ場の段階で、肥料不足でした。茎枯病等の病害虫はこの方法でクリアできますが、養分不足を何とかしないと太いアスパラガスがたくさんとれそうにないです。
もうすぐ、来年春に収穫する予定の苗を定植しますが、全て有機栽培にせず、一部は慣行ほ場で化学肥料をしっかり入れて作ってみようと思います。

有機栽培のアスパラ初出荷

一昨年前から取り組んでいる有機栽培のアスパラガスをやっと初出荷することができました。昨年5月に定植しましたが、有機肥料だけでは肥料不足なのか、昨年の夏の高温小雨の影響なのか、十分な栄養成長が確保できませんでした
更に、この4月の低温のせいもあるのか、なかなかおおきくなりません。
なんとか、今日はは8束できたので、直売所サンサンくめなんに初出荷しました。

予定なら5月中旬まで継続出荷したいのですが、どうでしょうか。
収穫は今年の春限りで、6月には稲を植えます。