田植え(手植え)

今年は4月下旬からやや気温が低い日が続き、また5月は中旬まで比較的雨が少なく、苗づくりや水溜に苦労しましたが、ここ最近、気温も高く、雨もたくさん降り、順調に田んぼの準備も進みました。5月いっぱいでほぼ田植えを終えることができました。
岸家では、今年は子供に手植えで田植えをしてもらいました。

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収穫の秋(1999.10.9岸家の田んぼ)

私、岸はもち米だけは天日乾燥で栽培しています。今年ももち米の収穫の日がやってきました。今年は熟れ色もすばらしく、よいもち米ができました。

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知らぬ間に、子供たちはアケビを採っていました。アケビはとても甘いんですが、種が多いですね。
よく見ると、開いていないのはサツマイモに似ていて、天狗の鼻のようです。開いたら、耳にぶら下げるとイヤリングになるんでしょうか?
本当に甘くておいしいですね。

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バインダで刈って

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もち米は、刈り取ったら、天日乾燥にします。このように、こちらでは「ホギ」と呼ばれるものに、刈り取った稲の束をかけていきます。子供たちもよく手伝ってくれました。

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だいぶんホギが完成してきました。写真が私、岸と私の娘です。

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今年も収穫が終わりました(2000.10.7)

コンバイン収穫を終え、今年も一部分の田んぼでバインダー収穫して、天日乾燥をしました。今ではこのような風景もほとんど見られませんが、昔ながらの収穫の方法です。作業が終わって皆一安心です。ススキの穂が秋の深まりを見せています。

台風16号(1999.9.15)

台風16号が早朝から岡山県に接近しました。風はたいしたことはなかったのですが、雨がしっかり降りました。
先日から稲刈りを始めていたのですが、この雨でコシヒカリは見事に倒伏してしまいました。
おまけに、大量の雨で、当分コンバインが田んぼには入れそうにもありません。最近、高温が続いていますし、穂発芽も心配です。・・・・

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稲刈り間近(1999.8.29)

8月の太陽を受けて、稲穂がどんどん垂れ下がってきました。あと3週間くらいで稲刈りできそうです。今年は、十分な水と光に恵まれ、おいしいお米がたくさん取れそうです。

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稲の収穫を前に、田んぼの排水、草刈作業を終えなくてはなりません。今日は暑い日ですが、宮本は田んぼに出て、働いています。

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出穂(1999.8.17)

お盆を過ぎ、稲の穂が出て、傾き始めました。今年もたくさんの太陽を浴びて、おいしいお米が取れますように。

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早朝の稲の穂です。葉先には根から吸い上げた水が水滴になってつきます。これから約1ヶ月で成熟して稲刈りになります。

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貴重な水を田んぼに配る水番作業

籾村の田んぼはの水は、天水及び溜池でまかなっています。梅雨の期間は雨水で田んぼは潤いますが、晴天が続くと、溜池の水を田んぼに入れます。籾村はご存じのとおり山の上にあるので、溜池の水は貴重品です。溜池の水を無駄なく使うため、各池毎に「水番」をおいて、水番の人がそれぞれの池掛かりの田んぼに水を入れることになっています。
水番は、早朝から池の樋を抜いて、水路に水を引いて一枚一枚の田んぼに平等に水を配っていきます。なかなかしんどい作業で、最近は高齢化も進み、水番をする人が限定されてきました。
1999年7月11日は長谷池水路では、籾村セーフティーライス倶楽部の宮本と岸が水番をしました。
7月11日は、朝4時半に池に行って樋を抜きました。長谷池では以前は、木製の栓を抜いていましたが、危険なため昨年秋に金属製の樋に改修しました。しかし下半身をぬらして4本くらいの樋を抜かなければなりません。

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溜池から、田んぼまでの水路は長く、竹藪の中を越え、木々の間を越えて、田んぼまで続きます。

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池の樋を抜いて、水は延々と等高線上をほぼ水平に続く水路を約一時間もかけてやっと田んぼに入ります。この水路の管理は大変です。
毎年、部落総出で、落ち葉や溜まった泥をさらえたり、補修したりして水路を維持します。
また、1月には、また部落総出で、溜池ののり面の草を刈って、溜池の土手を維持しなくてなりません。籾村の水田水利にはなかなか平地では考えられない苦労もあります。

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水番の三種の神器です。
・単車
水を配るのに歩くのでは大変です。かといって自動車が通れる道ばかりではありません。こういうときは単車が重宝します
・クワ
単車の後ろに積んであるのは芝切り鍬です。水路から田んぼに水を漏らさずに入れるためにクワで芝を切ったりします。また、マムシなんかもいるのでクワは必需品です。
・使い古しのポリシート
水路から、田んぼに水を入れる孔をふさいだり、水路から水が漏れるのを防ぐためには、使い古しのポリエチレンが重宝します。稲の苗を作る時に使ったシートをリサイクルして使っています。

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こうして、早朝に池の樋を抜いて、夕方5時に池の樋を挿すまで、12時間以上水番の仕事は続きます。特に最近は、高齢化がすすみ、水番をする人がいないので、晴天が続くと、土曜日曜は毎週水番をすることになります。翌週の月曜は、職場で居眠りをしてしまいます・・・・。