棚田のり面の草刈り

稲作の作業は概ね終わり、今度は畦畔やのり面の草刈り作業をしています。
のり面には、ススキ、クズに加え、アベマキ、コナラ、ネムノキなどの木本も生えており、刈り払い機で切り倒すには力がいります。また、クズなどの蔓性植物は絡まってやっかいです。
楽に刈るコツは、よく切れる刃を使うことです。交換式の八枚刃でもチップソーでも、無理せず、早めの研磨と交換がいいです。草刈り機は、このように背負う方式のものと肩にかけるものはあります。背負いの方が大きなエンジンを搭載してま楽なので、このようにくさが大きいところでは、大出力エンジンのついて背負いを使っています。
ハンドルはこのように、ループハンドルがついてないものと、ループハンドルつきがありあす。傾斜地ではループハンドルはつかいずらいので、使いません。平地ではループハンドルが良いです。

燃料タンク満タンで、約1時間作業できますが、そんなに連続ですると疲労するので、休み休みします。

今作業しているのり面、上から見るとそうではないのですが、下から見るとなかなか巨大なのり面であり、なおかつ、急傾斜です。私は身長は低い方なのです(162㎝)、それでも、高いのり面です。
このあたり、田んぼの面積とのり面の面積では、のり面の方が大きいです。
しかし、ここで刈った草を田んぼに入れて、土作りを行うことができます。

草刈り作業の危険の一つが飛散物です。刃に当たった石なんかが飛んできますし、運の悪い時は石などに当たって壊れたチップソーの刃が飛んで来ることもあります。目なんか入ったら大変な惨事になってしまいます。
草刈りばかりしていると「草刈正雄」みたいな男前になってしまい、顔を守る必要があるので、こんなお面をかぶっています。(-_-;)
そして、このような急斜面では、滑落も怖いので、スパイク付きの地下足袋を履いたり、下の写真のような「滑り止め」を長靴に装着したりします。
さらに、怖いのは「キックバック」とくに、木本がたくさん生えている場所では、株に刃が当たって「キックバック」します。普通に刈っている場合(草刈り機の刃を時計にたとえて10時から11時のあたりで刈っている場合)キックバックは右前方になります(右前方に刃が急に動きます)。普通はキックバックしてもびっくりするだけです。
しかし、正しくない使い方で、右方向に刃を振って、1時から2時のあたりが木の株などに当たってキックバックすると、手前左にキックバックします。これは運悪いと左足に草刈り機の刃が当たってしまいます。これは非常に危険です。これで、救急車で運ばれたり、ドクターヘリで運ばれたり、切断等で後遺症をもってしまった方もいらっしゃいます。気をつけましょう。

シンテッポウユリ定植

今年は8月出荷予定のオーガスタの苗が今一歩で、やっと定植しました(左の列)。
同時に植えた9月出荷予定の苗の方が断然大きい状態です。どうなることやら・・楽しみです。これからは、マルチの穴でユリと競争する雑草との戦いです。

シンテッポウユリの播種

今年もシンテッポウユリが最初の種まきになりました。
お盆開花予定のF1オーガスタという品種です。(今年は雷山が入手出来ませんでした)
良い苗になってほしいと念じています。
200穴のセルトレーに播種。用土は与作N100、覆土はバーミキュライト、播種後は、かん水して、新聞紙、ビニールべたがけ、育苗シートのトンネルをして、無加温ハウス内においています。