住民会総会

私の住む地域は超高齢化した山里です。すでに高齢化指数は全国レベルを遙かに凌駕し、70%以上が高齢者です。今日は、地区の住民会(自治会)、水利組合(ため池の管理)、生産組合(農作業の共同化)、中山間集落協定(農地の維持)の連合総会が行われました。写真のとおり、女性、高齢者が中心の集落です。何とか集落を維持して行こうと思ってはいますが、なにぶん若者の定住者がいません。未利用農地や空き家もそこそこあるので、皆さん私たちの集落に定住されませんか?

水路改修工事

私たちの地域は山の上にあるため、川がありません。水田の水は天水とため池に依存しています。先祖が長い年月をかけてため池と水田を作ってきました。水路はとんでもない長さがあり、ため池の水が田んぼまで入るまで1時間くらいもかかります。古い水路が老朽化してくるし、最近の過疎化の影響で、水路管理も困難になってきました。
今年も、老朽化した水路の改修を行っています。この水路は約50年前に私の祖父の時代に設置したコンクリートのU字溝ですが、老朽化が進んだことと、水路管理の省力化を行うため、塩ビ管に改修しています。建設業者に発注するのもよいのですが、建設コストを下げるため、自力施工を行っています。
高齢化が進んだ私たちの集落ですが、幸い、重機のオペレーターや、測量のスペシャリストがいますので、業者に負けない本格的な工事施工を行うことができます。何よりも集落の人々で力を合わせて、集落とその水田を守って行くことが大切です。

町道草刈り

今年の梅雨は一体何だったんでしょうか?
梅雨に入らないままに夏になったようで、毎日毎日暑し、雨は降らないし・・・。
しかし、農道の周りには草がしっかり生えているし、山間の道にはしっかり落ち葉が積もって水路を埋めてしまっています。
今年も恒例の中山間下籾集落協定の共同作業である農道の草刈り、清掃作業を集落総出で行いました。既に高齢化指数6割に達し、まさに、ちまたの学者や役人が「限界集落」と呼ぶ状況になっている我が下籾地区ですが、地域を守るのは自分たちです。
しかし、この日は、集落から外に出ている方もたくさん参加していただき、また、遠くは福岡県からも参加者があり、大勢で作業すると結構楽しいものです。(作業後のビールも最高でした)。

比較的若者は、刈り払い機をもち、高齢者、女性は草を集める「こまざら」持って、いざ作業開始です。

山中の農道は落ち葉がたくさんたまっています。この掃除も結構大変です。

ため池の土手の草刈り

私の集落の水田の水利は溜池です。
水田は30ha、内水稲を16ha位作付しています。
溜池は大小あわせて、11カ所あります。
中山間地域等直接支払制度の集落協定を締結しており、農家はもちろん、非農家の方や、普段は町に出ている村の出身者も池の草刈りにはかえってきて、一緒に作業を行います。
溜池は田んぼの水利だけではなく、川のない私の集落では、有事の際の防火用水にも欠かせない大切な施設であり、集落ぐるみで維持管理しています。
しかし、高齢化指数50%を超えた私の集落では、作業者も高齢化しており、今後の維持管理には少し不安が残ります。
今年も何とか、草刈りを行い、草を焼却することができました。