初詣

初詣に出かけました。
何十万人もの人々がお参りする大きな神社でなく、田舎の小さな神社です。
氏子の総数は50戸足らずですが、私たちで守ってきた神社です。
今年も元気で楽しく過ごせるように。

 

ため池の土手草刈り

籾村の田んぼの生命線はため池で、その管理は重要な仕事です。下籾地区では中山間地域等直接支払制度で集落ぐるみで1年に1回、ため池の堰堤の草刈りを行うことになっています。今日は下籾の12のため池(堂面池、持峪池、長谷池、金ヶ峪池、清水池、興善寺池、龍王堂池、金山池、松の前池、小深田池、数乗池)を集落総出で草刈りしました。今年は12月に入って雪の日が多く、少し雪が残っていましたが、地域ぐるみで草刈りに精を出しました。
私は受け持ちの長谷池の作業に参加しました、6人がかりで、半日で概ね完了しました。

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農道の草刈り

梅雨も明けた7月24日、今日は、集落内の取り決めで行われている農道の草刈り作業の日です。
下籾地内では、「農道の草刈り」、「水路の清掃」、「ため池の土手の草刈り」を地域の共同作業で行うことになっています。
早朝から、地域の老若男女総出で農道の草刈りを行いました。

朝8時から、作業を行いましたが、作業終了時にはもうお昼前になっていました。暑い中の作業で、みんなへとへと。しかしお昼にはみんなで美味しく、昼食&ビールを頂きました。

草刈機を持っていざ出陣です。

田んぼの稲もだいぶん大きくなってきました。草刈り機のエンジンをかけて作業開始です。

刈った草はこまざらで集めていきます。

道の両側にはたくさんの草が生え、日も高くなるとなかなかの重労働です。

ため池の土手草焼き

籾村にはたくさんのため池がありますが、ため池の管理は重要な仕事です。1年に1回、ため池の堰堤の草刈りを行い、刈った草を焼きます。
今日は下籾の長谷池の草焼きの日です。長谷池は堤長が126メートルあります。6人がかりで、草刈りが半日、そして草焼きに半日かかりました。

溝さらえ

めいめいに「くわ」や「じょれん」を持った老若男女。一体みんなで何をしているのでしょうか?5月25日、池水落水の1週間前日曜日は地区民総出でため池の水路の掃除をしました。籾村は山の上に田んぼがあり、水田用水は天水とため池の水です。ため池の水も限られており、下籾水利組合では、毎年6月1日からため池の水を使うことができることとなっています。その1週間前には、地区民総出で、用水路の清掃「溝さらえ」をします。
籾村にとって、ため池の水は田んぼの用水だけではなく、実はもっと大切な存在価値があります。それは防火用水です。籾村に水道施設ができたのは平成6年のことです。水道と同時に消火栓も整備されましたが、過疎の山村籾村は、民家が点在しており、消火栓だけではとうてい有事の際の消火活動用の水を確保することができません。そこで、昔から、ため池の水を防火用水としています。このため、「溝さらえ」は水稲を作付けしている人はもちろん、下籾地内に住んでいる人、家も持っている人全員が参加して行われます。この写真では、下籾の中の「源田地区」住民13人で長谷池水路をさらえているところです。下籾地内には、大小9個の農業用ため池があります。それぞれの池から田んぼに水を引く水路が地域の等高線に沿ってのびています。さらに、ため池に水がよくたまるように、「承水溝」という山や谷から雨水をため池に引き入れる溝もあり、それらの総延長は想像もつかない長さです。
下籾地内の小字ごとに担当する水路の範囲が決められていて、各小字ごとに一斉に溝掃除が行われます。私たちの村では、このように、農業の面でも生活の面でも「共同作業」は欠かせないものです。これらの作業を通じて地域の連帯感が育まれていくものと思います。
しかし、これも結構腰が痛い作業です、しかし、大勢でするからこそできる作業です。
一週間後の6月1日にはこの溝をため池の水がとうとうと流れることでしょう。

イノシシが稲を食った

8月も末になりました。今年も猛暑の中、イネの生育は順調に進み、稲穂も傾きかけて来月上旬には稲刈りが出来そうな状態になってきました。
しかし、この時期、イノシシにおそわれる田んぼが出てきました。

この写真の下の田んぼは2夜にわたってイノシシが出没し、ほとんど収穫皆無になってしまいました。
イノシシの害は、農家にとって金銭的な被害も大きいのですが、それに増して、精神的ショックはとても大きなものです。
病害虫にやられるのは、事前に防ぐことも出来ますが、イノシシはある日突然田んぼを攻撃し、短期間にとても甚大な被害を出してしまいます。
今まで丹誠込めて育てた稲が、前の日まで元気だったのに、一夜明けるとこの有様ではやりきれません。
ちょうど、この日は、水稲共済の関係で、水田の被害を調査する日で、損害評価員の人もあ然としてこの田んぼを見ていました。

イノシシ対策としては、ネットを張ったり、写真のように電気牧柵を張ったりして対処してきてはいますが、籾村の田んぼは地形も複雑で、山々がすぐ縁まで迫っており、なかなか効果も出ません。
最終的には、集落全体を何らかなの方法で囲わなくてはならないかと思っています。

貴重な水を田んぼに配る水番作業

籾村の田んぼはの水は、天水及び溜池でまかなっています。梅雨の期間は雨水で田んぼは潤いますが、晴天が続くと、溜池の水を田んぼに入れます。籾村はご存じのとおり山の上にあるので、溜池の水は貴重品です。溜池の水を無駄なく使うため、各池毎に「水番」をおいて、水番の人がそれぞれの池掛かりの田んぼに水を入れることになっています。
水番は、早朝から池の樋を抜いて、水路に水を引いて一枚一枚の田んぼに平等に水を配っていきます。なかなかしんどい作業で、最近は高齢化も進み、水番をする人が限定されてきました。
1999年7月11日は長谷池水路では、籾村セーフティーライス倶楽部の宮本と岸が水番をしました。
7月11日は、朝4時半に池に行って樋を抜きました。長谷池では以前は、木製の栓を抜いていましたが、危険なため昨年秋に金属製の樋に改修しました。しかし下半身をぬらして4本くらいの樋を抜かなければなりません。

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溜池から、田んぼまでの水路は長く、竹藪の中を越え、木々の間を越えて、田んぼまで続きます。

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池の樋を抜いて、水は延々と等高線上をほぼ水平に続く水路を約一時間もかけてやっと田んぼに入ります。この水路の管理は大変です。
毎年、部落総出で、落ち葉や溜まった泥をさらえたり、補修したりして水路を維持します。
また、1月には、また部落総出で、溜池ののり面の草を刈って、溜池の土手を維持しなくてなりません。籾村の水田水利にはなかなか平地では考えられない苦労もあります。

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水番の三種の神器です。
・単車
水を配るのに歩くのでは大変です。かといって自動車が通れる道ばかりではありません。こういうときは単車が重宝します
・クワ
単車の後ろに積んであるのは芝切り鍬です。水路から田んぼに水を漏らさずに入れるためにクワで芝を切ったりします。また、マムシなんかもいるのでクワは必需品です。
・使い古しのポリシート
水路から、田んぼに水を入れる孔をふさいだり、水路から水が漏れるのを防ぐためには、使い古しのポリエチレンが重宝します。稲の苗を作る時に使ったシートをリサイクルして使っています。

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こうして、早朝に池の樋を抜いて、夕方5時に池の樋を挿すまで、12時間以上水番の仕事は続きます。特に最近は、高齢化がすすみ、水番をする人がいないので、晴天が続くと、土曜日曜は毎週水番をすることになります。翌週の月曜は、職場で居眠りをしてしまいます・・・・。