2回目の耕耘(山野草堆肥のすき込み)

稲刈り後の田んぼでは、まずなるべく早めに耕起します(9~10月)。このとき、稲刈り作業時にコンバインのカッターで細断された稲ワラを田んぼにすき込みます。
その後、のり面の山野草堆肥を田んぼに、散布し、それを今度は今の時期(2~3月)にすき込んでいます。
土作りのためにはとにかく、有機物の施用が大切です。1年間に、田んぼから持ち出される有機物(収穫物)は、秋の稲刈り時に、収穫籾が10a当たりで、約600~700㎏です。最低それ以上の有機物を田んぼに入れてやらないと田んぼはやせてしまいます。 

山野草堆肥の散布

昨年の夏以来、のり面・採草地のススキなどの山野草を刈って積んでいた「山野草堆肥」を田んぼに運んで散布しました。
これを、この後3月頃に田んぼにすき込みます。
山野草堆肥で土作りができるのは籾村ならではことで、これが「もむらいす」の原動力です。

山野草堆肥はススキ、ササが主体で、これで田んぼの物理性の改善、珪酸の補給ができます。籾村ではずっと昔から毎年この作業を繰り返して、土作りが進められてきました。私たちも先祖に習ってこの方法を主体に土作りを行っています。

運搬車で採草地から運んできます。運搬車から降ろして田んぼに施用します。