キクを栽培予定のほ場の畦立てをしました。
基肥に野菜いちばん 、 CDUを各 40㎏(10aあたり100㎏)施用し、トラクターで耕耘し、1.2m幅の14列、約300mの畦立てを行いました。
農産物をはぐくむ「水」、「土」、「光」の恵みを生かした農産物生産を行っています。
ゴボウは深くまで根が入るので重機で栽培予定場所を深く耕します。
また、連作を嫌うので、昨年栽培していた場所を避けて作業しています。
3月になって日射しも強くなり、ほ場もだいぶ乾いてきました。
そろそろ、今年の作付けにむけての準備を開始しました。
ひだまり農園ではそれぞれの作物に応じて有機栽培と慣行栽培で農作物を育てていますが、このほ場は慣行栽培のほ場です。
ここは、一昨年は水稲、昨年はナス・キュウリ、今年は花(キク・ユリ)を栽培する予定です。
まずは、昨年刈っておいた法面の山野草を草刈機で短く切って散布します。
次にPH調整のため炭酸石灰を散布します。PHとは水素イオン濃度の指数のことですが、7が中性でそれより低いと酸性、高いとアルカリ性です。作物にもよりますが、一般にはPHが6~7位の弱酸性が良いみたいです。このほ場の土は先日計測して5.1~5.2でした。一般にPHを1あげるためには10aあたり200㎏の苦土石灰が必要で、このほ場ではPHを1あげることを目標として、4.5aのほ場に90㎏の苦土石灰を散布しました。
ちなみに有機ほ場では石灰は有機石灰(セルカ)を使います。
草と石灰を散布したあとは、トラクタで耕しました。
ほ場の土の検査をしました。
PHとECを計測したのですが、どうやら、長年野菜を連作していて生育の悪い場所は強酸性で肥料がたくさん残っているようです。
大豆と稲を交互に栽培して定期的に炭酸苦土石灰を入れているほ場は正常値でした。
ちゃんと土の様子も把握せず、惰性で作物を栽培していて恥ずかしいかぎりです。
WWOOF受入れ4日目は直売所への農産物出荷、手作り豆腐体験、ミツバチの観察、里芋の収穫、近所の有機農業の仲間や移住者との交流、そして5日目は里芋の出荷、ヤナギの出荷、近所の移住者の住居のセルフビルドの現場見学を行いました。
この前の土曜にしっかり雨が降ってなかなか田んぼの土が乾かなかったのですが、春の日射しでやっと乾いてきたので、今日は豆殻の堆肥の散布作業を手伝って頂きました。有機農業では欠かせない作業です。気温は低いですが午後の日射しの中、しっかりと心地よい汗をかきました。
作業は疲れましたが、作業が終わったときに見た美しい景色で疲れが癒やされたみたいです。ひだまり農園への滞在はあと2日になりました。さあ、明日はどんな楽しみが待っているでしょうか。