夏祭り

お盆です。あちこちで夏祭りが行われています。
私どももの地区の夏祭りでした。
普段は全国に先駆けて高齢化指数50%を超えている地区ですが、このときだけはぐっと若者や子供が多く、瞬間的に地区が若返っています。
皆さん、田舎は良いものですよ、Uターンで戻って来るもよし、にIターンで移住されるもよしです。
フランクフルト
ジュース
にぎやかです

野菜宅配便

ひだまり農園で栽培している農作物の主な出荷先は、お米はJAと消費者直売、野菜や大豆や花等はサンサン久米南(直売所)が中心です。野菜はお米の消費者にオマケとしていつもお送りしているのですが、今回、ご要望に応えして野菜単独の宅配を行ってみました。
今が旬の、キュウリ、ナス、ピーマン、伏見甘長、ジャガイモ(メークイーン、デジマ、アンデス赤)、モロッコインゲン、タマネギ(紅白)、大葉、フキ
を入れてみました。
ところが、今回の野菜、送料と野菜代金がほぼ同じです。ホントにこれでよいのかと思ってしまいますが、栽培された畑や栽培者がわかるから良いのでしょうか。確かに新鮮ではありますが、宅配便で消費者に到着するまでは1日かかるし、クール便を使ってないのでその間の温度管理は野菜にとって大丈夫か・・・・色々心配がつきません。無事に美味しい状態で届いてくれれば良いのですが。

空き屋バンク

私どもの住む地区は山の上の僻地にある農村集落です。農業や社会情勢の変化の中、衰退の一途をたどっています。
・昭和46年減反政策の開始・高度経済成長
・米価の下落と米に替わる農作物の不定着
 →生産人口の他産業従事、地区内人口の流出
 →農業の担い手不足、耕作放棄地増大
このようなことを経て1番のグラフのように、農地、水稲の作付面積は直線的に減少し、かわって耕作放棄地が順調に増加してきました。この構図は地区内の誰もが止めることはできませんでした。
昭和45年に170人いた人口も平成17年には95人となり、高齢化率は52%と過疎高齢化がすすんでいます。現在は人口は70人と更に減少し、集落の維持もギリギリの状況になりつつあります。しかしその一方、高齢化率は46%下がっているのも新しい事実です。
 2番目のグラフのように、現在世帯数は33ですが、そのうち10世帯は移住者です。先住世帯の5割は老人のみの世帯なのですが、移住者の世帯はほとんどが若者がいる世帯です。もしも移住者がなかったら、集落はすでに崩壊していたかもしれません。
 移住者は約20年前から徐々に増えています。今後とも地区の存続には移住者は不可欠です。町役場も定住促進課を設置して活動しています。地域でも受け入れ体制や空き家や空き農地提供、地域へのスムーズな溶けこみの支援を行って行く必要があります。
 3番目のグラフのように、現在地区には54戸の家があり、内常時居住は33戸、別荘が3、セカンドハウスになっているのが4戸であり、14戸が空き家になっています。14戸空き家の内、管理されてのが8戸で荒れているのが6戸です。諸事情もありますが、荒れてしまわないうちに、移住希望者にお貸しすることができればベストなのです。先祖の墓、土地・・・・いろんな事情があるのですが、空き家は地域にとっても負の遺産です。
 つい最近、移住者が増加しつつある事実と町役場の取り組みのおかげで空き家バンクに2軒の登録がありました。
昨日は新たに移住を検討されている方が空き家や農地の見学に来られました。若いご夫婦と子供さんの家族です。気に入ってもらえば嬉しい限りです。

春の交流会

いつもお世話になっている消費者の皆さんと籾村住人との交流会を行いました。
今時期の定番のワラビ、タケノコなどの山菜狩り、アスパラガス収穫体験、それらを材料とした天ぷらやバーベキュウでの食事を行いました。
今回は、新企画として、ポン菓子を作ったり、コンニャクづくりに挑戦して頂き、楽しい一日を過ごして頂きました。
参加型の企画が楽しそうなので、次回は何しようかと思いを膨らませています。次回もお楽しみに!!

消費者交流会

昨日はひだまり農園付近を会場に山菜や野菜の収穫体験を行いました。
ひだまり農園は南向きの斜面にあり、水田の水張り面積とほぼ同じ面積ののり面があります。普段はのり面管理のための草刈り作業などがとっても大変なんですが、今の時期はワラビがたくさん生えます。傾斜がきつい斜面で大変でしたが、皆sん楽しそうにワラビ狩りを体験して頂きました。

ポン菓子

こんにゃく作り体験

BBQとてんぷら

消費者訪問

毎年の時期、お米を買って頂いている県内の方に1月分のお米と正月用の農産物をお届けしています。県外の方にはなかなか会いに行けないので宅配便でお送りするのですが県内の消費者の方には年に一度はお会いして色々お話することはとても楽しいです。
お米の他に、この前ついたお餅や春に作ったお味噌、宅配便では送りにくいキャベツ、白菜、ダイコンなどの重量野菜をお届けしました。お返しお酒やお菓子やいろんなものを頂いてしまいましてありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

講演会

我が町久米南町は平成の町村大合併をせず、単独で町政60周年を迎えます。過疎高齢化が進む中、「空き家×ひと×コミュニティ 私にできること。私たちにできること。」と題して「NPO法人尾道空き家再生プロジェクト」代表豊田雅子氏の講演会がありました。
全国に先駆けて高齢会がすすみ、平成20年には42.7%の高齢化率となることが予測されています。さらにその中でもわが集落はその先を行っています。今後ふるさとの維持発展のためには人の確保が不可欠と考えます。
一方、集落内から都市部へ移住した方々の家、農地が遊んでいます。これを有効に使って発想力ある若者の移住者受入がさらに進めば良いのですが、空き家はあってもなかなか貸してもらえないのが現状です。また空き家の再生コストや空き家の相続も大きな課題です。
今日の講演会では、尾道の事例が報告され、「観光・建築・コミュニティー・アート・環境」の5つの視点で空き家再生が行われている話を聞きました。特に心に残ったのは、「移住を通じて子供が増えたこと」「成功事例を作って信頼を勝ち得ること」です。先住民と移住者が双方より理解してうまく融和していくための活動が重要と考えます。