いよいよ5月25日から、溜池の水が解禁になります。
それに先だって、水路の草刈り&溝掃除を集落あげて実施しました。溜池の水は主には米作りに使うのですが、有事の際の防火水利でもあるので、非農家の方も参加して行っています。
農産物をはぐくむ「水」、「土」、「光」の恵みを生かした農産物生産を行っています。
ひだまり農園は山の上にあります。川がないので田んぼの水は溜め池から水路で運ばれてきます。
溜池は明治終わりから大正年間にかけて集落で耕地整理事業に取り組み新規開田と併せて造られました。現在8カ所の溜池を管理していますが多くの池では池の水を水路に流すために「樋」を抜く方法をとっています。
しかし、高齢化がすすむと樋を抜く作業は水の中に入って行う危険な作業になります。下籾水利組合では本年の事業として、より安全に池水を使用するため、1カ所の溜池で試験的にサイフォンを設置しました。(小深田池)
事業費は約100万ですが池の中に入らなくても高齢者でも安全に水を落とすことが出来るようになりました。次年度以降順次、このサイフォンを設置していきたいと思います。