溝掃除

いよいよ5月25日から、溜池の水が解禁になります。
それに先だって、水路の草刈り&溝掃除を集落あげて実施しました。溜池の水は主には米作りに使うのですが、有事の際の防火水利でもあるので、非農家の方も参加して行っています。

 

 

溜池の草刈り

今日は溜池の草刈りです。我が集落は山の上にあり、川がないので水田の水利は天水又は溜池です。また、防火水利も溜池です。集落にとって池は宝物なのです。
集落内にある9つの溜池を分担して法面の草刈りを行います。
この池は大正4年に完成し、堤高11.1m、堤長126m、満水面積2ヘクタール、貯水量七万八千トンと下籾最大の長谷池です。
早朝から刈り始め、草刈機8大で、各々タンク2杯ずつで終了しました。

 

溝掃除

いよいよ来週からため池の水が解禁になります。今日は集落総出でため池の水路の掃除です。
地区全体で主要なため池7カ所、幹線水路は7.8㎞あります。受益水田面積は約24haです。過疎高齢化で水田は以前の3割位に減少していますが、先祖が米作りのために残してくれた遺産です。大切に守っていきたいものです。

多面的機能支払交付金制度研修会

今年6月、国会で国土保全といった多面的機能を発揮するための日本型直接支払制度を法制化する「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律案」が可決成立しました。わが集落でも従前から中山間地域等直接支払制度には取り組んできましたが本年から新たに多面的機能支払交付金制度にも取り組むこととなりました。
 集落のみんなで助け合って、農業生産を支える溜池、水路、農道、そして農地を保全していく取り組みです。
 今日は本制度の研修会が吉備中央町で開催され、下籾地区の代表者になった私と会計担当で参加しました。制度の概要や事務、経理処理、水路補修の勉強をしたあと、実際に水路の目地の修理実習もあり、コーキング剤を使用した簡易補修を学びました。水田が基本としたわが集落では水路や溜池は非常に貴重な財産です。今回の研修で学んだことを活かして地域農業資源の保全に努めていきたいです。

溜池のサイホン化

ひだまり農園は山の上にあります。川がないので田んぼの水は溜め池から水路で運ばれてきます。
溜池は明治終わりから大正年間にかけて集落で耕地整理事業に取り組み新規開田と併せて造られました。現在8カ所の溜池を管理していますが多くの池では池の水を水路に流すために「樋」を抜く方法をとっています。
しかし、高齢化がすすむと樋を抜く作業は水の中に入って行う危険な作業になります。下籾水利組合では本年の事業として、より安全に池水を使用するため、1カ所の溜池で試験的にサイフォンを設置しました。(小深田池)
事業費は約100万ですが池の中に入らなくても高齢者でも安全に水を落とすことが出来るようになりました。次年度以降順次、このサイフォンを設置していきたいと思います。

長谷池草焼き

先日刈った溜池の土手の草を焼いています。この池はわが集落では最大の池で堤長が126メートル、堤高が11.1メートルあります。満水面積は2ヘクタールで78,000tの貯水量があります。明治から大正にかけて造られ、大正4年完成の宝の池です。この池があるからこそ山の上でも米作りができます。