イノシシの侵入

田んぼ見回っていたら、何者かが侵入して足跡つけていました。
人の足跡にしては、稲を無造作に踏んでいるし、蹄あるし、たぶんイノシシでしょう。
まだ水が濁っていたので通ったばっかりかもしれません。
イノシシの害は実害もさること、心理的なダメージが大きいです。
そろそろ、電気牧柵の準備が必要みたいです。

明渠の泥上げVSイノシシの仕事

谷の水田の周囲の明渠の泥を上げに行ったのですが、ここ数日の内に、イノシシが大きな仕事をしてくれていました。ミミズとかサワガニなんかを求めてでしょうか、はたまたクズの根を食べたのでしょうか、土を掘って、石を運んで、これが明渠の溝をつぶしているし、なかなか大がかりな土木作業をしてくれました。人なら穴を掘ったら元に戻すのですが、イノシシはしてくれません。最近食べたイノシシの仕返しかもしれませんが、困ったものです。

人が、溝をさらえると、このようになるのですが、イノシシもこのような良い仕事をしてくれると嬉しいのですが、おまけに、あげた泥の中には、イノシシの好物のサワガニやドジョウもいるのですがねえ・・・。

イノシシ捕獲

昨年から集落で仕掛けていたワナにイノシシがやっとかかりました。しかもかなりの大物。大迫力でした。箱ワナなので飛び出ては来ませんが、あとから見るとワイヤーメッシュを止めているボルトが4本落ちていました。

猟友会の方にテッポウでとどめさして頂きましたが人と比べてもかなりの大物。

このあと、4人がかりで軽トラックに積んで、解体を依頼しました。
私の集落では昨年からイノシシの捕獲に取り組み、ワナでの狩猟の資格をとっていただき、箱ワナを設置し、今シーズンは計9頭捕獲できましたが、今回のが一番立派なイノシシだったみたいです。

ちなみに、性別は男のようです。おしりかと思ったのですが、見事なコウガンでした。

電気牧柵

もうかれこれ10年くらい、私たちの集落では、人は電気牧柵の内側で田畑を耕しています。電気牧柵の総延長は10㎞は超えていると思います。イノシシ対策は集落全体での取り組みが不可欠です。
私たちの集落は山の上にあるので、イノシシは下から上がってきます。イノシシが「山から下りてきた」のではなくて「山から上がってきた」といいます。
この写真電気牧柵の右上が田んぼです。
電気牧柵は、このような、里山の間を通すのが一番良いです。上に木があるので雑草が生えにくいですし、管理も容易です。

イノシシ防護柵

イノシシ被害が深刻なわが集落では、数年前に集落全体を電気牧柵で囲んだのですが、高齢化が進む中、電気牧柵の十分なメンテナンスが出来ず、また、一部のイノシシは電気牧柵を越えて農地に侵入するようになり、困っています。
本年度は、うまいこと、補助事業もあり、今度は集落の周囲の要所要所を鉄製の柵で囲むことにしました今日は4人で、草刈作業からはじめて、約200Mの柵を設置しました。これで、少しは安心して農作物を作ることが出来れば良いのですが。

鳩の次はウサギ

こちらのほ場の大豆は、鳩の害を何とかかいくぐって、発芽して大きくなり始めたのですが、今度は、葉っぱをウサギに食べられています。
なぜウサギの被害とわかるかというと、現行犯であるからです。なかなかこの現行犯の瞬間の写真撮影は困難ですが。
手前のほうがウサギに食われた大豆です。なぜか、赤大豆の葉っぱを好むようです。

そこで、仕方なく、対策として、先ほど、ネットを張ってみました。
これで、ウサギさんが来なくなればよいのですが・・・。

大豆まき直してもまたもや鳩

今年は大豆の鳩の害がひどいです。たくさんの欠株ができてしまいました。
写真のみぎの方はよく生えています。これは普通の大豆(トヨシロメ)です。鳩の被害が多いのが「青大豆」です。それでも負けじと1週間くらい前に欠株に種をまき直しました。

まき直した種から、バッチリと発芽してきました。

しかし、またもや鳩に双葉をやられました。
この双葉を食べずに、ちぎって遊ぶだけの悪質な鳩もいます。
平和の象徴かもしれませんが、私にとっては憎らしい鳥です。この写真をとる寸前にも鳩がいました。追い払っても、その場から離れるとまたやってきます。なんか良い方法はないものか?

イノシシについて

この写真を見て、イノシシについて、私たちの失敗も含めて数点おもしろいことが言えます。

・まず、私たちの地域は山の上にあるので、イノシシは、基本的に下から上がって来ます。電気牧柵を張っています。牧柵の右側が外で、左側が内側で、田畑や民家があります。右のやぶの中からイノシシが出てきても。少し開けていてから電気牧柵があり、田畑はもっと上の方にあってよく見えないので、電気牧柵の設置としては、正しい方法かと思っています。
・しかし、よく見ると、電気牧柵の内側にあるコナラの木にイノシシが土をつけています。なんと、イノシシは電気牧柵の内側にいるのです。集落全体を電気牧柵で囲ってはいますが、さすがに、県道や町道を電気牧柵で通行止めには出来ないので、それらの道から侵入したものではないかと思われます。また、集落全体の電気牧柵のチェック体制も必要です。(今のところ、4~5㎞張っています)
・もう一つ、不思議なのが、冬の時期は山にも田んぼにもなかなか食べ物がありません、ミミズを食べたり、草を食べたりしているらしいのですが、この写真では、たくさんの「彼岸花」の葉が見えます。もちろん、球根も太っているかと思います。しかし、イノシシは彼岸花を嫌って食さないようです。
・イノシシ対策は大変ですが、地域を挙げて、電気牧柵の外、地形やメンテナンス労力を見て、ワイヤーメッシュやトタンの活用して複合的な対処が必要のようです。困ったものです。