イノシシにサツマイモがやられました

5月から、少しづつ時期をずらして植えてきたサツマイモですが、今朝見に行けば、5月に植えた株がイノシシの餌食になってしまいました。しっかりと掘られてしまいました。

マルチに足跡をしっかり残しています。憎たらしいです。

で、仕方なく、とりあえず電気牧柵をしました。私たちの集落は集落外周を電気牧柵で囲っているのでイノシシはいないはずなのですが、ひょっとして、牧柵内にイノシシを飼っているという最悪の状況になっているのかもしれません。こいつは相当まずい状況です。

イノシシにばったり出会った

夕方、隣部落で精米をしての帰り道、イノシシが道を歩いていました。さすがにデジカメもないし、携帯で撮影しました。大きさはさほどでもありませんが、こちらは車中でまるでサファリパーク状態です。 夜道を歩いていてこんなものには遭いたくありませんね。
ちなみに、私たちの集落は、集落を電気牧柵で囲み、その中で農作物を育てており、この場所はその外側ですが、田舎でも物騒な時代になりました。

ほ場巡回を行いました

今年は、昨年の空梅雨とはうって変わり、梅雨らしい天候が続きました。田んぼの水の心配はなかったのですが、日照不足のため、やや病害虫の発生が多いようです。今日は、会員の無農薬栽培ほ場の巡回調査を行いました。

光元正夫のほ場は、有機栽培5年目です。稲の生育は順調ですが、このほ場では、「ホタルイ」という雑草の発生が多かったです。動力除草機を4回押し、手取り除草も行いましたがまだまだ生えています。葉が何者かに食われていました。イナゴの幼虫とイネアオムシの幼虫の仕業でした。

株元に生えている細い「い草」のような草が「ホタルイ」です。稲の葉も何者かに食害されています。

宮本隆治のほ場です。除草機は2回押し、手取り除草も頻繁に行いました。しかし、今年は稲の分けつが今一歩です。もっと稲が大きくなってほしいところです。何で今年は分けつが少ないのでしょうか?

稲の株を抜いてみると、根がほとんどありません。何かに根を食われています。根の所をよく見ると何かいました。これは、イネミズゾウムシの老齢幼虫です。こいつが稲の根を食い荒らし、株が増えなかったのです。この幼虫はもうすぐ蛹になります。

大江泰司のほ場です。このほ場は今まで4年間野菜の有機栽培を行っていましたが、今年は稲を作付しました。畑地状態から水田状態にすれば、その年は水田雑草の種がほとんどないため、雑草の発生が非常に少なくなりました。
これは、「シマハガレ病」というウイルス性の病気です。

岸浩文のほ場です。有機栽培13年目のほ場です。今年も「コナギ」が圧倒的に多く、稲の生育を阻害しています。

播元明美のほ場です。有機栽培5年目です。今年も丁寧に草を取り、今のところ順調な出来になっています。

景山伸幸のほ場です。昨年は景山の田んぼは干ばつに見舞われ、大きな減収となってしまいましたが、今年は水には恵まれて稲も順調に育っています。

この大きな雑草は「オモダカ」でしょうか。

杉山憲一のほ場です。このほ場は有機栽培13年目。今年は一見して稲の生育は順調に見えたのですが、いろんな「落とし穴」がありました??。

なんだか、葉っぱの色は変ですよ!!

こっこれは「葉イモチ」ではありませんか。しかもたくさん出ていますよ。アキアカネびっくりしています?

これは「クサネム」という雑草です。この草の実は、稲の玄米と同じくらいの大きさで、普通の米選別機では選別不可能なやっかいな種です。
この雑草は・・・「ヘラオモダカ」でしょうか??
コナギがびっしり生えていますが、なんだか稲が変です!!
何者かが、稲を切っていました。たぶん「ヌートリア」という害獣のせいだと思います。

というわけで、今回のほ場巡回では、いろんな病気、害虫、害獣、雑草がいました。有機栽培だから仕方ないのでしょうね。
また、今回はお忙しいなか、ご指導頂いた岡山県津山農業普及指導センターのY主任にはありがとうございました。あと収穫まで2ヶ月、栽培管理には念を入れていきたいと思っています。

イノシシの足跡

稲刈りしていたらイノシシの足跡を発見。
最近は私どもの住んでいる地区ではイノシシの農作物への被害が甚大です。先月下旬にイノシシが田んぼを荒らし始め、集落周囲を電気牧柵で囲ったのですが、囲う前に少しこの田んぼにもイノシシが入っていました。
なかなか大きな足跡でした。
これくらいのイノシシなら獲って食べればさぞ美味しいでしょう。

イノシシが稲を食った

8月も末になりました。今年も猛暑の中、イネの生育は順調に進み、稲穂も傾きかけて来月上旬には稲刈りが出来そうな状態になってきました。
しかし、この時期、イノシシにおそわれる田んぼが出てきました。

この写真の下の田んぼは2夜にわたってイノシシが出没し、ほとんど収穫皆無になってしまいました。
イノシシの害は、農家にとって金銭的な被害も大きいのですが、それに増して、精神的ショックはとても大きなものです。
病害虫にやられるのは、事前に防ぐことも出来ますが、イノシシはある日突然田んぼを攻撃し、短期間にとても甚大な被害を出してしまいます。
今まで丹誠込めて育てた稲が、前の日まで元気だったのに、一夜明けるとこの有様ではやりきれません。
ちょうど、この日は、水稲共済の関係で、水田の被害を調査する日で、損害評価員の人もあ然としてこの田んぼを見ていました。

イノシシ対策としては、ネットを張ったり、写真のように電気牧柵を張ったりして対処してきてはいますが、籾村の田んぼは地形も複雑で、山々がすぐ縁まで迫っており、なかなか効果も出ません。
最終的には、集落全体を何らかなの方法で囲わなくてはならないかと思っています。