シンテッポウユリが咲いています

1月5日に種まきして、4月30日に定植したシンテッポウユリの花が咲いています。

シンテッポウユリは開花前に出荷するので普通はほ場で咲かすことはありません。

シンテッポウユリはお盆の仏花用に栽培していますが、今年は開花が遅れて、出荷できたのは僅かでした。お盆を過ぎると仏花用の花は需要はありません。ほ場にそのままおいておいて、開花したものです。

これを眺めるだけでもきれいです。

 

大根の生理障害

厳寒の1月末に播種して、温度管理に気をつけて大切に育てた大根、大きくなって直売所へ出荷を始めたのですが、昨日はお客様からクレームがあり、白いはずの大根の内部の中心部分がが少し赤褐色に変色しており、その部分をかじると辛いこと・・・。
暖冬や春先の高温の影響でしょうか、残念ながら、今年は大根の赤芯症状が発生してしまいました。
なかなか、外見で赤芯症状の有無を判断することはむずかしく、わが家には超音波やMRIやCTのようなものはないので
、外観をよく観察し、何本の大根を切ってみて、傾向をつかむしかありません。
写真のようになんとなく、大根の肌につやがなくて、素直に太っていない大根には赤芯症状があるみたいです。このような大根は出荷せず、廃棄しかありません。外観が良くても、内部症状の発生の恐れがゼロとも限りませんし・・・かといって、大切に育ててた大根です。症状のない大根はとっても美味しく、野菜サラダにもってこいなのです。
直売所へ出荷していますが、万が一外れくじの大根に当たった方には大変ごめんなさいです。

スイートコーンが穂発芽

毎日毎日雨雨、日照不足、排水不良・・・農作物には厳しい気象条件です。中でも光合成の光飽和点が高いC4植物であるトウモロコシは高温、強日照下で能力を発揮するのですが、この天候ではその能力を十分発揮することができないみたいです。最近収穫しているスイートコーンは実入りが良くなく、大きくなってません。
加えて「穂発芽」しています。穂発芽といえば「稲」が出穂後の雨天で立毛
のまま発芽してるのは何度か見たことがあるのですが、今年はスイートコーンが写真のようにみごとに穂発芽しています。初めて見ました。びっくりです。これも雨が多いのが原因かと思われます。

有機栽培の稲は今一歩

有機栽培の稲、今年は今一歩の出来です。しかし、出穂して稲穂が傾き、粒も太って、色もやや黄色がかってきました。
以前から何度も投稿して来たのですが、イネミズゾウムシに初期生育を抑えられ、そこに雑草が繁茂して稲が雑草に負けてしまったのが敗因かと思われます。
分けつが少なく、穂数が少ないのであとはちゃんと登熟できれば何とか、予定数量は確保出来るものかと思います。


来年こそは・・・という「来年百姓」を20年以上して来ましたが、なかなか有機栽培の収量安定は難しいことです。しかし、今年の反省点(田植時期・育苗等)を踏まえて来年は少しでも前進したいです。なんといっても稲は1年に1回しか作れません。あと何年元気で稲作ができるかも分かりません。1年を大切にしたいものです。

ピーマン尻腐れ

7月20日の雨乞い祭の日以来、ずっと雨が降ってません。田畑の農作物は雨が欲しいと叫んでいます。
ピーマンを収穫したのですが、半数以上が尻腐れ果です。尻腐れ果は出荷できません。自家消費にも限度があるし、先日挑戦した乾燥ピーマンをしたいのですが、ナスの売れ行きがイマイチで、乾燥ナスに回すのが多くて乾燥機はフル回転なのでピーマンの乾燥ができません。困ったものです。
尻腐れ果は病気のせいではなくて、カルシウム欠乏が原因です。カルシウム欠乏が起こる原因は土の中にカルシウムが不足しているわけではなくて、根がカルシウムを吸収することができないためだと思われます。それは根が弱っていたり、土壌の水分が不足しているのが原因だと思います。だから雨が降って根が元気になってほしいところです。

稲が敗色濃厚

今年の有機栽培の稲は、敗色濃厚になってしまいました。
写真のほ場でいずれも田畑輪換で昨年は大豆やサツマイモ等を栽培していたので、今までも経験から、うまく行くはずだったのですが・・・・。
初期生育が悪く十分に栄養生長ができず、稲が雑草に優先することができなかったため、コナギ等の雑草もたくさんはびこってしまいました。紫色の綺麗なコナギの花も咲いてしまいました。
初期生育悪かった原因はイネミズゾウムシの影響と考えています。育苗は例年どおりしたのですが、田植が例年より1週間早くしてしまったことが悪かったのかもしれません。
予約されているだけの有機栽培米がなんとか確保できれば良いのですが・・・・・。