サトイモ

今年は雨がよく降ったのでサトイモがとっても大きくなりました。
有機JAS認定ほ場なので肥料は有機653だけで、除草対策はポリマルチと手取り、虫害対策はとにかく捕殺で頑張ったのですが気持ち良くできました。大きな株は2メートル以上になってかくれんぼができるくらいになっています。生育が良いせいか、花が咲いた株も多いです。
来月から収穫を開始して直売所「サンサン久米南」へ出荷します。

有機栽培のサトイモと大豆

こちらは有機栽培のサトイモと大豆(赤大豆)です。
こちらは素晴らしい出来です。
サトイモは人の背丈よりも高くなっています。秋に掘るのが楽しみです。
大豆は畝間が見えなくなるほど茂ってしまいました。やや出来過ぎなのですが、白い花が咲き始めました。この大豆は味噌の原料になる予定です。
今年は8月以降、雨多く、日照少ないのですがよくぞここまで大きくなったものです。あとはこれ以上大きくならず、ちゃんと莢がついて、カメムシや蛾の幼虫にあまり食われず、良い大豆になってくれれば嬉しいのです。

有機栽培の稲は今一歩

有機栽培の稲、今年は今一歩の出来です。しかし、出穂して稲穂が傾き、粒も太って、色もやや黄色がかってきました。
以前から何度も投稿して来たのですが、イネミズゾウムシに初期生育を抑えられ、そこに雑草が繁茂して稲が雑草に負けてしまったのが敗因かと思われます。
分けつが少なく、穂数が少ないのであとはちゃんと登熟できれば何とか、予定数量は確保出来るものかと思います。


来年こそは・・・という「来年百姓」を20年以上して来ましたが、なかなか有機栽培の収量安定は難しいことです。しかし、今年の反省点(田植時期・育苗等)を踏まえて来年は少しでも前進したいです。なんといっても稲は1年に1回しか作れません。あと何年元気で稲作ができるかも分かりません。1年を大切にしたいものです。

有機作物

有機栽培の稲は今一歩ですが、稲との輪作で有機栽培しているサツマイモ、大豆、サトイモは今のところ良い生育です。
サツマイモは梅雨の期間に適度に雨が降ったので活着がよく、順調に育っています。梅雨明けの日照の元、さらに良く育つと思います。今年は全面マルチで作っていますが定植した穴に雑草が生えて大きくなっていますので草取りします。8月下旬から収穫できそうです。
大豆はハトやウサギの被害が軽くて済んだし、適期に中耕作業ができました。8月にもう一度、中耕土寄せして雑草対策と生育促進をはかります。
サトイモも適度な雨のおかげで例年以上に大きくなって通路が見えなくなりました。これから日照りが続くので水不足にならないように適宜、畝間灌水を行う予定です。
いずれの作物も収穫時期にイノシシの好物になるので、電気牧柵などの点検を怠ることはできません。

稲が敗色濃厚

今年の有機栽培の稲は、敗色濃厚になってしまいました。
写真のほ場でいずれも田畑輪換で昨年は大豆やサツマイモ等を栽培していたので、今までも経験から、うまく行くはずだったのですが・・・・。
初期生育が悪く十分に栄養生長ができず、稲が雑草に優先することができなかったため、コナギ等の雑草もたくさんはびこってしまいました。紫色の綺麗なコナギの花も咲いてしまいました。
初期生育悪かった原因はイネミズゾウムシの影響と考えています。育苗は例年どおりしたのですが、田植が例年より1週間早くしてしまったことが悪かったのかもしれません。
予約されているだけの有機栽培米がなんとか確保できれば良いのですが・・・・・。 

有機JAS内部監査

今年の会員の有機栽培ほ場の巡回して内部監査を行いました。
水稲、大豆、サツマイモ等が主な品目です。
水稲は雑草の多いほ場やイネミズゾウムシに加害されたほ場もありますが、田畑輪換、大苗植え、屑大豆の施用、遅植え・・・等様々な工夫をしています。平成6年の結成以来、21年目になるのですが、まだまだ完璧な栽培方法は確立できていません。いろんな方法を会員で試しあってより安定した栽培を探っていきたいところです。
畑作物では、大豆、サツマイモ、サトイモ、小麦は水稲との輪作でうまくできるようになりましたが、葉菜類、果菜類は慣行栽培でもなかなかうまくできないので有機栽培にはまだ手が出せそうもありません。

稲の調子が悪い

今年は稲の調子が悪いです。全体的に分けつが少なく、稲が大きくなっていません。雑草がたくさん生えてしまった有機栽培のほ場では草に負けてしまいそうです。雑草が比較的少ない有機栽培のほ場でも分けつが少なく、調子が悪いです。
稲の株を抜いて水の中でふってみると、白い虫が浮いてきます。「イネミズゾウムシ」です。30年くらい前にアメリカからやってきた害虫です。幼虫が根を食い荒らしているので稲の株は簡単に抜けます。もう少しすると、幼虫はさなぎになって稲の根に土のマユを作ります。
コシヒカリの出穂まであと1ヶ月少々ですが、このままだと穂数が不足するし、雑草がますます繁茂して苦しい状況になりそうです。

雑草とイネの競争

田植えして1ヶ月を経過した有機栽培の稲です。
コナギがどんどん大きくなって稲と競争しています。この競争に稲が勝つと良いのすが・・・・。今が稲VS雑草の正念場です。
やや色が落ちてしまってあまり大きくなっていない部分があります。これは「アオミドロ」とイネミズゾウムシのダブルパンチをくらったところです。この部分は稲の敗色が濃厚です。